Fantasy

ゆんでめて

<538回>

人は時として、行くはずでは無かった明日へと、突き進んでしまうことがある。昨年、マスコミの口車に乗せられて、民主党を選んでしまった国民は、またまた、「ゆんで(弓手、左の道)」か「めて(馬手、右の道)」かの選択を傍観させられる羽目に陥った。しかも、どちらの道も行き止まり。これじゃ前よりもなお悪いと悔やんでも、この世に「生目神様」は現れぬ。自分を神とでも思っているよなマスコミは「てぬかり」ばかりしでかすが、止める者も出てこない。あ~あ、「日頃偉そうにしてるんなら、もうちっと大人になんな」とでも言ってやりたいものですな。と、ここまでは、畠中恵さんの「しゃばけ」シリーズ第九弾「ゆんでめて」(2010年7月30日発行、新潮社)の前振りなのでありました。

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かのこちゃんとマドレーヌ夫人

<533回>

時代が変わる。なんとなく、そんな気がする。何も宇宙人のせいだけではない。細野豪志など民主党若手と言われる面々の言動を見ていると、日本も終わったなと云う気がするのは私だけだろうか。まァ、そんなことどうでもいいのかもしれない。昨日からiPadなんてものをいじっている。確かに便利である。便利なだけが全てに優先するものでもないなんて言っても、それもまたしょうがない。私たちは人の痛みが分かるのだなどと云う人たちと一緒にされてもかなわない。優しさもまた複雑なもの。そんな気分の時に読むと不思議に温かい気持ちにさせてくれるのが、万城目学氏の「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」(2010年1月25日初版第1刷発行、ちくまプリマー新書)である。

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僕とおじいちゃんと魔法の塔1

<532回>

宮部みゆきさんの「小暮写真館」を買おうかと思ったのだが、重過ぎるので今日は見送った。冲方丁氏の「天地明察」を最近買ったのだが、まだ読んでいない。代わりと言っても全く趣の異なる本ではあるが、「微睡みのセフィロト」(2010年3月15日発行、ハヤカワ文庫)を読んだ。要するに、最近忙しくて重い本を持ち歩くことが出来ないのだ。パソコンを鞄に入れ、読みたくもない専門書まで持ってると、文庫本2、3冊を入れておくのが精一杯。毎日2、3ヶ所で仕事をしなければならないのでしょうがない。さてと、たまには紹介するのを忘れてた本でも紹介することにしましょうか。

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さびしい女神

<531回>

小路幸也氏の「マイ・ブルー・ヘブン」は、「東京バンドワゴン」シリーズの番外編だと思って読んでいなかった。「オール*マイ*ラビング」を読んでしまった後に、話の一部が繋がっているようだと気が付いた(定かではない)。これは読まなくちゃなりますまい。てなことで、今日は仁木英之氏の僕僕先生シリーズ第4弾「さびしい女神」(2010年4月20日発行、新潮社)をご紹介することと致しましょう。「ミストスピリット」や「氷上都市の秘宝」などはどうしたと言われても、そのうちにとしか言いようがありませぬ。相済まぬことでござります。まァ、国外、県外はどうしたよりはまだましかと存じます。「本は収まるところに収まる」(「東京バンドワゴン」より)のでございますよ。

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アルサラスの贖罪 3

<521回>

例年よりも早く花粉症が始まってしまった。いつののことながら鬱陶しい。散歩もままならぬ。先週の日曜日に気分が重かったのは、どうも気配を感じていたに違いない。こうなりゃ、本でも読みながらひたすら耐えるしかない。気分直しに「妖怪アパートの幽雅な日常10」を読み、同じく香月日輪さんの「僕とおじいちゃんと魔法の塔1」を読んでしまった。前々から紹介しようと思っていたMercedes Lackeyの「MAGIC'S PAWN(最後の魔法使者第一部 魔法の使徒 上)」(細美遙子役、2009年11月20日初版、創元推理文庫)は、「ヴァルデマールの風」にも出てくる伝説の魔法使者ヴァニエルの話なので、紹介はこれくらいにして、今日は別の作品のご紹介。

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魔王とひとしずくの涙

<513回>

早速に読んでしまった Piers Anthony の魔法の国ザンス20「YON ILL WIND(魔王とひとしずくの涙)」(山田順子訳、2009年11月25日発行、ハヤカワ文庫)を紹介することに致しましょう。この手の本なら、魔法にでもかかったかのように早く読み終えてしまうので、しまった、こんなに早く読むんじゃなかった、なんて後悔することしきりです。魔法と言えば、「THE WITCH'S HANDBOOK(魔女図鑑-魔女になるための11のレッスン)」(Malcolm Bird作・絵、岡部史訳、1992年8月初版発行、金の星社)なんて本もあります。「熟練した魔女によってのみ実用可能」だそうなので難しそうですが(笑)、魔法にかかってしまったと思った時には、お薦めかもしれません。

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アルサラスの贖罪 1・2

<512回>

「魔法の国ザンス20 魔王とひとしずくの涙」が出ていた。「魔法の国ザンス19 女悪魔の任務」が今年の2月発行だった。1年以上間が空くことが多いので、結構早い。もう20回だもんな。24年間で20冊。楽しませてもらってるなァ。Piers Anthonyは75才。長生きしてもらいたいものだ。今日ご紹介する作品の作家David Eddings & Leigh Eddingsはお二人とも亡くなっている。夫のDavid Eddingsが今年の6月だそうだ(77才)。妻のLeigh Eddingsは2007年に亡くなっている。最後の未訳長編ファンタジー、今日は軽くご紹介。

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千里伝

<510回>

仁木英之氏の「千里伝 五嶽真形図」(2009年10月27日第1刷発行、講談社)を紹介しましょう。「僕僕先生」シリーズとは一味違う物語。でも、舞台はやはり中国は唐の時代と云うところが何とも言えないのではありました。冲方丁氏の「ストーム・ブリング・ワールド①」(2009年8月25日、9月25日初版第一刷発行、MF文庫ダヴィンチ)は新装改訂版なので、わざわざ紹介するまでもありますまい。とは言え、かなり手を入れており、これこそ真バージョンだそうです。アーティミス・フェランとリェロン・エルライ、<創造の書>の断片<カルド>を駆使する<駆使者(セプター)>の活躍が楽しめます。

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はむ・はたる

<508回>

西條奈加さんの「はむ・はたる」(2009年8月25日初版第一刷発行、光文社)を紹介する前に、全く関係ないのだが、Jack Campbell の.「THE LOST FLEET(彷徨える艦隊)」の途中経過を少々ご紹介。.「彷徨える艦隊3 巡航戦艦カレイジャス」(2009年8月15日発行、月岡小穂訳、ハヤカワ文庫)、.「彷徨える艦隊4 巡航戦艦ヴァリアント」(2009年11月15日発行、月岡小穂訳、ハヤカワ文庫)に於いて、アライアンス艦隊司令官ジョン・ギアリー大佐、別名 “ブラック・ジャック” ギアリーは、シンディック艦隊と激烈な戦いを繰り返しながら、依然としてシンディック宙域を彷徨っています。艦隊内部にも敵がいるようだし、ビクトリア・リオーネ、ターニャ・デシャーニの二人の女性との間も大変と云うところ。

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魔法泥棒

<505回目>

資料を作らなきゃとは思うのだが、どうもやる気がしない。外は良い天気。遊びに行きたいが、その前に、Diana Wynne Jonesの「A SUDDEN WILD MAGIC(魔法泥棒)」(2009年8月28日初版、原島文世訳、創元推理文庫)をご紹介致しましょう。Diana Wynne Jonesに関しては、最近、「魔法の館にやとわれて」も紹介している。

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