幻想

南の子供が夜いくところ

<526回>

風が強くてかなわない。外に出る気はしなかったが、天気が良いと部屋の中にいるのももったいないような気がする。青池保子さんの「エロイカより愛をこめて 3536」(平成21年6月30日、平成22年2月28日、秋田書店)を見ながらじゃ、あまり説得力はありませんがね(笑)。最近は結構忙しく、紹介したい本が溜まってしまった。「ミストスピリット①」、「高原王記」なども紹介したいのだが、風の強い夜に紹介するとしたら、これだろうな。恒川光太郎氏の「南の子供が夜いくところ」(平成22年2月28日初版発行、角川書店)。そこは、南の島々。普通のようで、ちょっと不思議な場所なのさ。

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私の家では何も起こらない

<523回>

好い日和。あまりに多い団体での散策者たち。人には無関心。一人で歩いている私は透明人間になったのか。ぶつからないように避けながら進む。何やら寂寥とした空間が広がる。散歩も早々に切り上げたくなった。人は何を求めて団体で歩くのか。私には理解できない。などと思いながら歩いていたら、分り易いものに出逢った。僕はご主人様を待っている(下に写真有)。「散歩の時間なんだぞ」、何も言わずに喋る犬。無味乾燥な人間達より雄弁なのかもしれません。こんな気持ちの時は、こんな本でも紹介することに致しましょう。恩田陸さんの「私の家では何も起こらない」(2010年1月8日初版第1刷発行、メディアファクトリー幽BOOKS)。

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