ぼくらは都市を愛していた
ブログも随分とお休み状態だった。
たまには本のレビューでもしてみましょう。
神林長平氏の「ぼくらは都市を愛していた」(2012年7月30日第1刷発行、朝日新聞出版)の主役は都市である。我々にとって都市とは一体何だろう。それは現実なのか、はたまた幻想なのか。まァ、石原氏や橋下氏にとって、東京都や大阪府という都市は仮想現実なのだろうが、本著とは無関係である。ほっときましょうかねぇ。
量子効果を利用したデジタル技術が発展したことが、現実崩壊、人間の共通意識の基盤を揺るがすことになったのかもしれない世界で、真の世界は、人間の感覚や理解を超えて広がり、因果関係も時空も物質もエネルギーもない「なんでもあり」の世界となった。「敵は海賊」シリーズのアプロなども混沌そのものではありますが、本著の世界はず~っとシリアス。無人のはずのトウキョウはどうなっているのか。後は読んで頂くことと致しましょう。
ところで、デジタル化・ネットワーク化が進む著作権ビジネスについて勉強するなら、
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