オール*マイ*ラビング
<534回>
京極夏彦氏の「死ねばいいのに」(2010年5月15日、講談社)を電子書籍で買ってみた。当然ながら、小説は本の形態をとったものが好みである。とは言え、iPadの発売に合わせての試みだと言う。新しいものには弱い性格なのだ。内容・・・、内容については、良い悪いは別として一昨日より行き詰まったままとなっている。いずれ読むことになるだろう。さて、紹介したい本が溜まってしまった。「天地明察」は近々紹介するだろうが、かなり後回しとなる可能性大のLois McMaster Bujoldの「THE SHARING KNIFE(死者の短剣)」(小木曽絢子訳、創元推理文庫)は書名だけでも紹介しておこう。一巻目の「BEGUILEMENT(惑わし)」(2008 年12月26日初版)はさほどではないと思ったが、二巻目の「LEGACY(遺 産)」(2010年5月28日初版)を読んで、結構いけるじゃないかと思った次第。「惑わし」と「遺産」とを合わせて読むと良いだろう。
今日は小路幸也氏の「東京バンドワゴン」シリーズ最新作「オール*マイ*ラビング」(2010年4月30日第一刷発行、集英社)を紹介することと致しましょう。いつものように賑やかな古本屋兼カフェの「東京バンドワゴン」。下町の一角にあると云う設定で、何やら親しみを感じます。その家族の多いこと多いこと。堀田勘一を筆頭に、息子の「伝説のロッカー」我南人や孫に曾孫まで、加えて猫に犬まで同居すりゃ、こりゃ騒がしいなんてもんじゃない。「文化文明に関する些事諸問題なら、如何なる事でも万事解決」なんて家訓のもと、今回も色々と事件が舞い込むことになる。夏「あなたの 笑窪は縁ふたつ」から始まり、秋「さよなら三角また会う日まで」、冬「背で泣いてる師走かな」ときて、最後は春「オール・マイ・ラビング」と相成ります。さて、「本は収まるところに収まる」ことになるのでしょうか。それは読んでのお楽しみ。
<参考>紹介した小路幸也氏の作品
残される者たち
へ
ス
タンド・バイ・ミー
モーニング
Mourning
シー*ラブズ*ユー
空を見上げる 古い
歌を口ずさむ
東京バンドワゴン
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