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スパルタの黄金を探せ!

<530回>

先週は寒い日が続いた。もう4月も下旬だと云うのに、変な天候だ。体調が悪くなる人も多い。と言ってる本人も風邪をひいてしまった。政治も経済も社会状況全てが変調をきたしている日本。皆で気分を変えないと、ひたすら堕ち込むことになりかねない。懐具合を考えるとなかなか難しいことではありますが、ここはひとつ、元気にやってみたいもの。と云うことで(いつものように強引ではありますが、笑)、冒険活劇でも読んで、ワクワク、ドキドキしてみましょう。Clive Cussler の新シリーズだそうです。「SPARTAN GOLD(スパルタの黄金を探せ!)上」(棚橋志行訳、2010年3月25日初版第1刷発行、ソフトバンク文庫)を紹介することにいたしましょう。

ダーク・ピット」シリーズ、「NUMAファイル」シリーズ、「オレゴン・ファイル」シリーズとはかなり毛色の違ったシリーズになりそうな本シリーズ。トレジャー・ハンターのファーゴ夫妻の物語。サムはカリフォルニア工科大学卒で国防総省国防高等研究所(DARPA)で7年を過ごした天才エンジニア。レミはボストン・カレッジで人類学と歴史学の修士号を取得した理論派。なんて言うと堅苦しそうな夫妻だが、「大丈夫の定義は?」、「致命傷を負っていないこと」だったり、「殺されたら、一生許さないから」なんて言ってる楽天家。この二人の冒険は、これからも相当楽しめそうな具合です。

で、今回のお話は、ナポレオンがアルプス・グラン・サン・ベルナール峠で遭遇した古代の遺産を巡る冒険談。ファーゴ夫妻がメリーランド州、ボコモク大湿原で見つけたドイツの超小型潜水艦から話が始まるのでありました。当然ながら、悪役にウクライナ・マフィアのハデオン・ボンダルクがご登場。優秀な調査リーダー、セルマ・ワンドラシュの協力のもと、次第に核心へと迫るファーゴ夫妻。その跡を執拗に追跡するボンダルクの手下。謎解きと宝探しの冒険、はたして夫妻は無事に宝を手に入れられるのか。その結末は如何に。

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