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オー! ファーザー

<528回>

昨日は所用で山梨へ行ってきた。天候に恵まれ、花見も出来たし、甲斐の山々も久々に見ることが出来た。残念ながら富士山は大部分が雲の中だったが、南アルプス、八ヶ岳はくっきりと、その姿を見せていた。甲府盆地の桜は東京よりも早く開花するようだ。一昨年も満開だったが、今年も都内より早いような気がする(写真、末尾)。しかも、伊坂幸太郎氏の「オー ファーザー」(2010年3月25日発行、新潮社)が面白くて、行き帰りについ読んでしまった。充実した日であった。ということで、「スターシップ2-海賊ー」を紹介しようかと思っていたのだが、こちらを優先することにした。実は「スターシップ1-反乱ー」も紹介していない。いずれ合わせて紹介することとしよう。

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由紀夫の父親は四人いる。母親は一人、知代という。某由紀夫氏の母のような金持ちではなさそうだが、四人の外見も職業も性格も嗜好もまるで異なっていることからすると、気が多いことは確かだろう。但し、「ようするに母さんは、麻雀好きな男たちが、好みだったんだ」と云うことである。父親の名を登場順に紹介すると鷹、悟、葵、勲である。誰が本当の父親か分らないが、四人ともに父親たらんとする気持ちは無きにしも非ずと云うことで、「父親が四人もいて、息子を守れなかった、なんて洒落にならねえからな」などと嘯く。かたや由紀夫は「ただ人数が多いだけじゃなかったのか」などと嫌味を言うのであった。

そんな環境でも結構良い子に育っている由紀夫の周りで事件は起きる。時は白石と赤羽の「紅白県知事選」の真っ最中。絡むは富田林とか云うトンデモナイ黒幕や由紀夫の友人鱒二と彼を脅す牛蒡男などなど。小宮山君の不登校の謎や同級生の殿様への電話の謎なんぞも起きる中、由紀夫と四人の父親が繰り広げるドタバタは、そうそう、「相談したら、反対されちゃうからだよ」と好き勝手やる同級生の多恵子も加わって、さて、どのような結末になるのやら。母親はどうなるかって? そんなの知らねえよ、と云うことで、まァ、楽しんで頂きましょう。それにしても、「甚振る」と云う字は読めなかったなあ(苦笑)。

<参考>本ブログで紹介した伊坂幸太郎氏の作品

SOSの猿
モダンタイムス
砂漠
ゴール デンスランバー
グラス ホッパー
陽気な ギャングの日常と襲撃
フィッ シュストーリー
重力ピ エロ
ラッ シュライフ
オー デュボンの祈り
チルド レン
陽気な ギャングが地球を回す
魔王
死神の 精度

<山梨の桜>

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