微細さ、幽玄さ、そして空白、その組み合わせがなんとも言えない雰囲気を醸し出す「松林図屏風」、「月夜松林図屏風」は確かに代表作。「竹鶴図屏風」の鶴や「烏鷺図屏風」の鷺など生き物の描写も巧みである。「松に秋草図屏風」、「萩芒図屏風」や「烏鷺図屏風」の烏の構図などを見ていると、琳派へも相当の影響を与えたのだろうと思わず考えてしまう。なお、「花鳥図屏風」は本展示会にかかわる作品調査で長谷川等伯の真筆であることが分った作品だそうだ。それにしても、「禅宗祖師図襖」の中ほどに今風の顔の少年(?)が描かれているのは興味深い。「達磨図」などとは大違い。
<「烏鷺図屏風」>
<東京国立博物館、上野公園の桜など>
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