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February 2010

オペレーション・アーク3

<524回>

チリの巨大地震による津波が間もなく日本にも来る。被害が出ないことを祈ろう。先ほどまで、フィギュア・スケートのエギジビションなんぞ呑気に観ていたが、交通機関も運転見合わせしているところも多いようだ。そろそろなので、暫く中断。被害が出ないことを祈ろう。

現状では災害は起きていないようだ。続きを書くこととしよう。津波の話が出たのでと云う訳ではありません。海が舞台の物語ではありますが、たまたまなのです。紹介するは、David Weberの「OFF ARMAGEDDON REEF(セーフホールド戦史 オペレーション・アーク3)」(矢口悟訳、2010年2月25日発行、ハヤカワ文庫)。

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私の家では何も起こらない

<523回>

好い日和。あまりに多い団体での散策者たち。人には無関心。一人で歩いている私は透明人間になったのか。ぶつからないように避けながら進む。何やら寂寥とした空間が広がる。散歩も早々に切り上げたくなった。人は何を求めて団体で歩くのか。私には理解できない。などと思いながら歩いていたら、分り易いものに出逢った。僕はご主人様を待っている(下に写真有)。「散歩の時間なんだぞ」、何も言わずに喋る犬。無味乾燥な人間達より雄弁なのかもしれません。こんな気持ちの時は、こんな本でも紹介することに致しましょう。恩田陸さんの「私の家では何も起こらない」(2010年1月8日初版第1刷発行、メディアファクトリー幽BOOKS)。

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タイムアウト

<522回>

後世の人たちはどう思うのだろうか。何が?って。それは日本の歴史ですよ。多分、途中で日本人は全て、他の種族と入れ替わったに違いないと思うかもしれません。これほどブレの大きな国民も珍しいに違いない。まァ、何処の国でも変化はあるものですが、もう少しスパンが長いような気がします。言うことがコロコロ変わる政治屋の皆さんや宇宙人は別として、皆さんのお隣の方は本当に今までの方ですか?もしかすると、昨日の彼、彼女じゃないかもしれませんよ。なんて話を前振りにすると、SFのようですが、そうでもないところが面白い。今日は、David Elyの「Time Out(タイムアウト)」(白須清美訳、2010年1月20日初版発行、河出文庫)のご紹介。

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