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オペレーション・アーク1・2

<515回>

今年も大晦日を迎えました。今年1年、あまり多くの本が読めなかったのは残念です。特に12月は小説以外の本を入れても10数冊しか読めなかった。1日1冊は読もうと思っているのですが、多分、小説だけだと2日に1冊のペースでしょう。そのうち紹介したのが89冊。まァ、気に入ったものしか紹介しないので、ある程度はしょうがないとしても、もう少し紹介したい本があります。と云うことで、大晦日に滅多にしないのですが、紹介をやっちゃいましょう。なんて言って、単に90冊にしたいだけなんですがね(笑)。まァ、皆さん、来年もよろしくお願い申し上げます。

Weber01_2 前々から言っているBrian Freemantleの「片腕をなくした男」、Mercedes Lackeyの「最後の魔法使者第一部」なども紹介したいところではあります。でも、大晦日でもありますし、SFとFantasyとの境界を考える上でも面白い作品なのではないかと思うので、David Weberの「OFF ARMAGEDDON REEF(セーフホールド戦史 オペレーション・アーク)1」(矢口悟訳、2009年11月25日・12月25日発行、ハヤカワ文庫)を紹介致しましょう。David Weberの作品には、ここでも紹介した「反逆者の月」があります。帯には「超弩級戦争SF巨篇」と書いてあるのですが、さてどうなんでしょうねぇ。

Weber02 冒頭の地球連邦宇宙艦隊がヶババの大艦隊と戦うシーンは確かにそんな雰囲気である。「ミサイル群を示す何千ものアイコンが画面の一隅をびっしりと埋めつくしたとたん、・・・」なんて、こりゃ壮大な宇宙戦史のプロローグだと思います。然り乍ら、その裏には「オペレーション・アーク」なるものが動いていたのでした。それは惑星セーフホールドでの話。神謁教会が精神的な指導者としてジオンの神聖院から世界を睥睨する。その中で、チャリス王国は神の教えに背きかねないとして危惧されていた。また、その成長ぶりを妬む周辺諸国はチャリスを我がものにしようと画策する。そこに現れたマーリン・アスラウェス。光の山々で修業した聖人と称し、チャリス王国を救うと言うのだが、而して、その実態は如何に。

「SFとFantasyとの境界を考える上でも面白い」と申し上げたような内容ではないかと思うのです。第三巻まで出たら、何故そうなのかも含め、もう少し紹介しようと思います。第三巻(完結篇)は2月発行予定だそうです。読んでみて下さい。

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