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最終謀略

<511回>

Tom Clancy & Steve PieczenikのOP-CENTERシリーズ第12弾「WAR OF EAGLES(最終謀略)上」(伏見威蕃訳、平成21年11月1日発行、新潮文庫)を紹介しようと思ったら、第11弾「CALL TO TREASON(叛逆指令)上」(伏見威蕃訳、平成20年8月1日発行、新潮文庫)を紹介するのを忘れてた。これがなくちゃ、今回の物語が分らない。いやはや、紹介するのも忘れるほどに疲れていたに違いない(笑)。1年以上前の作品だが、紹介しておかなくちゃなりますまい。

Clancy03_3 大統領選を控え、有力な候補となりつつある極右のドナルド・オー上院議員に対するホワイトハウスの危機感、オー上院議員の周辺で次々と起こる謎の死を背景に、揺れるオプ・センターを描く「叛逆指令」。20%の予算削減を迫られたオプ・センター長官ポール・フッドは、現場部隊廃止を決め副長官マイク・ロジャーズ少佐をクビにした。オプ・センターのダレル・マキャスキーの捜査が進むなか、オー上院議員に国防長官ポストを約束されたロジャーズはどうするのか。また、電磁パルス攻撃を受け大きな被害を受けるなど、空中分解寸前のオプ・センターはどのように対処するのか。

Clancy01 「最終謀略」でオプ・センターは漸く機能が回復したのだが、ポール・フッドは長官を解任される。表向きは大統領特使、大統領直轄の国際情報問題担当に任命される。その大統領は、オプ・センターを監督する議会情報監督委員会(CIOC)委員長だったダン・ダベンポート。オプ・センター新長官にはモーガン・キャリー陸軍中将がなる。まァ、政治家が予算削減に夢中になっている間に、米軍初の女性中将を利用して統合参謀本部がオプ・センター、国家危機管理センター(NCMC)を牛耳ろうとした訳です。何だか民主党と財務省に仕分け人の某女史みたいなもんですね。序にキャリー長官に恋をするリズ・ゴードンは、日本国民代表と云ったところでしょうか。

Clancy02 オプ・センターはそんなこんなでギクシャクしている訳ですが、世界中で爆発事件が発生。その裏には中国国家安全部長の稠順と中国人民解放軍の潭悧将軍との確執が見え隠れする。そのような中、多国籍企業参加により、中国でRTG(放射性同位元素・熱核発電装置)を搭載した新型通信衛星ロケットが打ち上げられようとしていた。フッドは単身北京へと飛んだ。今は多国籍企業の一社ユネクサス社にいるマイク・ロジャーズも、中国へと向かった。そして、オプ・センターでは情報部長のボブ・ハーバートが情報を探る。はたして中国では何が起ころうとしているのか。そして、フッドたちを何が待ち受けているのだろうか。

Clancy04 ラーレイ・カリュー統合参謀本部議長のもと、「それ以上に重要なことはなにもない」と思うキャリー長官。そのまた下で「ひさしぶりに楽観と強い帰属意識が生まれていた。人生は楽しい」リズ・ゴードン。ま、最後の最後まで、女性には弱かったポール・フッドを象徴する情景と云うことかな・・・。なお、dawn libraryで紹介したOP-CENTERシリーズは、被曝海域聖戦の獅子起爆国家油田爆破

 

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Comments

medihenさん、お久しぶりです。

medihenさんの感想、楽しみにさせて頂きます。
こちらこそ、今後ともよろしくお願い致します。

dawnより

Posted by: dawn | 12/06/2009 at 08:05 PM

ご無沙汰です。
以前のコメントには返信できず、申し訳ありませんでした。
今回、再び本の感想を書き始めましたので、ご案内の「SF & Fantasy」にさっそくTBさせていただきました。
また、よろしくお願いします。

Posted by: medihen | 12/06/2009 at 05:37 PM

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