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戦慄のウイルス・テロを阻止せよ!

<507回>

なんだか止まらなくなってきた。弱ったな。バイオリンの音が聞こえる。夕飯までは練習するらしい。何だか仕事も手に付かず、しょうがないので(笑)、溜まっていた本の紹介を進めましょう。まずは、Clive Cusslerの「PLAGUE SHIP(戦慄のウイルス・テロを阻止せよ!)上」(伏見威蕃訳、2009年9月28日初版発行、ソフトバンク文庫)でもいきましょうかね。

Cussler01 「オレゴン・ファイル」シリーズ(第1、2作は邦訳されていないようだ)第3作「日本海の海賊を撃滅せよ!」(未読)、第4作「遭難船のダイヤを追え!」に続く、第5作が、この「戦慄のウイルス・テロを阻止せよ!」である。コーポレーション所有の民間秘密工作船「オレゴン号」とコーポレーション会長にしてオレゴン号船長のファン・ロドリゲス・カブリーヨをはじめとするオレゴン号乗組員の活躍を描く物語である。そのオレゴン号、見た目はおんぼろ貨物船。しかして、その実態は如何に。何だかよくは分らないが「MHD というプロセスを利用し、海水から自然発生する電子を超冷却した磁石で除去して、ほとんど無尽蔵の電気を発生させる。・・・」うんぬんかんぬんで、最新鋭の駆動クルーズ船なんだそうだ。長くなるので書かないが、船体も装備も凄いのだ。ついでに「パニック・ボタン」も付いている(まるで「タイムボカン」だね、笑)。

Cussler02 ま、そんなことはさておき、今回のお話は、オレゴン号が、乗客と乗組員が出血性の病気で全員死亡しているクルーズ船<ゴールデン・ドーン>に遭遇したことから急展開するのだった。この事件に深く関与しているとの疑いのあるレスポンシヴィストなるカルト的組織との戦いが始まる。世界の爆発的人口増加を危惧するレスポンシヴィストは、創始者ライデル・クーパー、それを引き継いだトーマス(トム)・セヴェランスのもと、多くの著名人をメンバーにし、豊富な資金を有していた。コーポレーションのメンバーは、レスポンシヴィストの企みを阻止できるのか。悪役にはゼリミール・コヴァッチ。コーポレーションの若い男性が気を引こうと頑張るセクシーな女性はヤンニケ・ダール。話は1943年のノルウェーの北から始まる。

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