宮城谷昌光 三国志第八巻
曹操の死によって、魏は曹丕の黄初の時代に移る。
禅譲により曹丕は魏の文帝となり、後漢王朝期も終焉となった。本当の三国時代がはじまるのである。漢中での魏と劉備との戦いによって夏侯淵が死す。荊州にいた関羽は襄陽に駐留する曹仁を攻めていたが、救援の徐晃に敗れ、背後を攻めた呂蒙ら呉軍に斬殺される。張飛の無念の死。劉備もまた呉の陸遜に敗れ、傷心のまま白帝城にて蜀漢の皇帝として病歿した。そのあとは、丞相である諸葛亮に全権が委ねられた。幾多の武将が表舞台から消えていくなか、孫権は、夷陵の戦いで劉備率いる蜀漢軍を破った後に黄武と云う独自の元号を使い始めた。この年が呉の建国の年とされる。その7年後に皇帝を称することになる訳だが、三国志も次の世代へと移り変わったのである。
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