ゆんでめて

<538回>

人は時として、行くはずでは無かった明日へと、突き進んでしまうことがある。昨年、マスコミの口車に乗せられて、民主党を選んでしまった国民は、またまた、「ゆんで(弓手、左の道)」か「めて(馬手、右の道)」かの選択を傍観させられる羽目に陥った。しかも、どちらの道も行き止まり。これじゃ前よりもなお悪いと悔やんでも、この世に「生目神様」は現れぬ。自分を神とでも思っているよなマスコミは「てぬかり」ばかりしでかすが、止める者も出てこない。あ~あ、「日頃偉そうにしてるんなら、もうちっと大人になんな」とでも言ってやりたいものですな。と、ここまでは、畠中恵さんの「しゃばけ」シリーズ第九弾「ゆんでめて」(2010年7月30日発行、新潮社)の前振りなのでありました。

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天空のリング

<537回>

いやはや、日本のマスコミはどうしたものでしょうね。民主党のドタバタに振り回され、結局は異口同音に投票になって良かった、議論を戦わすべきだ、などと言っている。政策なき政権運営と理念なきマニフェストとで議論したって、どうしようもない。選んだ国民が悪かった、ここは総選挙にすべきだとか言ってみろ。政治空白が出来ようが、このままじゃ日本の未来はより暗い。日本共同体は既に崩壊しているのに、その概念にしがみ付き、自分たちだけが、そのオピニオンリーダーだと云う幻想を捨て切れないマスコミには、ほとほと呆れ返るばかりである。なんてね、民主党の件はもうどうしようもなく、言うべき言葉が見付からないので、Paul Melko の「SINGULARITY'S RING(天空のリング)」(金子浩訳、2010年8月15日発行、ハヤカワ文庫)でも紹介しようと、その前振りに使っただけなのですがね。

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今年読んだ小説の数

<536回> 今年になって読んだ小説は63冊(上・下巻は1冊、読み返しは含まず)...

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天地明察

<535回>

最近忙しかったせいもあるが、実はMIXIアプリの世話が大変で、本の紹介が出来なかった。本の紹介も他の事の片手間に書いていたのだが、その時間をアプリの世話で取られてしまったのである。1日数回、餌をやったり片付けたりする分にはあまり時間を取られないのだが、それが三つも四つも重なると、これが結構な時間になる。誘われて軽い気持ちで始めたものが、いつしか責務のように定期的に見に行くようになってしまった。これを中毒と言うのだろう。まあ、これはこれで貴重な経験である。お金を使わせようと云う魂胆が見え見えのくせに、低予算のせいか作りがちゃちなので、ある程度進むと飽きてくる。今は惰性で続けているが、徐々に終息に向かいつつある。しっかりしたシナリオとプログラムでゲームを作りたいだろうに、こんなゲームを作らされている人達は可愛そうな気がする。これも日本のコンテンツ産業戦略の貧困さの一つの結果だろうな。

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オール*マイ*ラビング

<534回>

京極夏彦氏の「死ねばいいのに」(2010年5月15日、講談社)を電子書籍で買ってみた。当然ながら、小説は本の形態をとったものが好みである。とは言え、iPadの発売に合わせての試みだと言う。新しいものには弱い性格なのだ。内容・・・、内容については、良い悪いは別として一昨日より行き詰まったままとなっている。いずれ読むことになるだろう。さて、紹介したい本が溜まってしまった。「天地明察」は近々紹介するだろうが、かなり後回しとなる可能性大のLois McMaster Bujoldの「THE SHARING KNIFE(死者の短剣)」(小木曽絢子訳、創元推理文庫)は書名だけでも紹介しておこう。一巻目の「BEGUILEMENT惑わし)」(2008 年12月26日初版)はさほどではないと思ったが、二巻目の「LEGACY(遺 産)」(2010年5月28日初版)を読んで、結構いけるじゃないかと思った次第。「惑わし」と「遺産」とを合わせて読むと良いだろう。

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