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「百器徒然袋 風」

■京極夏彦氏の「百器徒然袋 風」

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⇒京極夏彦氏の“世間一般の探偵”小説ではない探偵小説。中禅寺秋彦(京極堂)に「榎木津なんかと付き合うと大変な勢いで馬鹿になるんだ。」なんて言われ、「そうか神である僕を称える愚か者の集会なのか」などと宣いながら登場する薔薇十字探偵、榎木津礼二郎。登場時間は短いが、「この世でただ一人の正しい探偵-榎木津礼二郎だッ。」、「僕は存在が探偵なのであって、仕事してる訳じゃないんだから簡単には終わらないのだ。仕事をするのは下僕の役目であって神の役目ではないッ。」などと言っては、登場すれば中禅寺以外は下僕扱い。「気の済むようにするだけだぞ」と呟き、「にゃんこ」と叫んでは暴れ、後は殲滅あるのみ。「オニ苛め」で厄払いか。その滅茶苦茶さが素晴らしい。

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