天空の竜宮城
香月日輪さんの「妖怪アパートの幽雅な日常」を紹介しようかと思ったが、思っただけ。このシリーズ、文庫本ではまだ2巻目までしか出ていない。講談社YA!ENTERTAINMENTでは10巻完結しているが、文庫本が出てくるのを楽しみに待っていよう(と思ってるだけかも)。ある程度出たところで紹介することに致しましょう。いつになることやら? そこで、「大江戸妖怪かわら版」シリーズを紹介することにしましたよ。「異界から落ち来る者あり」、「封印の娘」に続く、「天空の竜宮城」(2008年8月第1刷発行、理論社)です。舞台は春爛漫の大江戸。ふと見ると、桜の花の妙を愛でるは、鬼面と化け猫の異形の者でありました。そ、「大江戸は大江戸でも、ここはまた別の世界」。
「ただの偶然か、はたまた何の神のいたずらか、まったく別の人生を歩むことになった」雀は、
「大首のかわら版屋に雀あり」と言われる腕っこき。今回はどんな「ありがた山の椎の木山椒」に出会うのか。まずは、蘭秋太夫の「水鳥、桜に舞う」(え~と、野暮なことでござんすが、解説を一つ。水=氵、鳥=酉)。「いよっ、万両伏見」とか何とか言いながら、女の子を助けたのがはじまり、はじまり。お礼に天空の竜宮城へと誘われる。迎えに来たのは伊吹とか云う男の天空人魚。さてはて、その後はどうなるか。後は読んでのお楽しみ。
そうそう、香月日輪さんには、「地獄堂 霊界通信①・②」(2008年12月4日、2009年4月7日第1刷発行、講談社ノベルズ)もございます。ワルガキ三人組が「地獄堂」の店主に不思議な言葉を教えられ、異世界への扉を開く、とかなんとか、なんてね。
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