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July 2009

プロバビリティ・ムーン

 まァ何といっても、今年は国際天文年。皆既日食もあったことだし、宇宙に目を向けなくてはなりません(我ながら、なんて唐突なことか、笑)。ここ十年ほど日本は、「のぞみ」による火星探査、「はやぶさ」による小惑星イトカワ探査等、少々遠いところに目が行きがちだった。2007年の「かぐや」に続く月探査にもそろそろ注力しなければ、2010年代での有人月面拠点システムの構築がどうなることやら。なんて書くと、David Weberの「HEIRS OF EMPIRE(反逆者の月3-皇子と皇女-)上」(中村仁美訳、2009年3月15日発行、ハヤカワ文庫)を紹介すると思うでしょう。「反逆者の月」三部作完結篇にして、コリン・マッキンタイアの息子ショーンと娘ハリエットの冒険を描いた作品は疲れた時にお勧めです。私も強化手術を受けたいな、なんてね。でも、今日は、月は月でも「プロバビリティ・ムーン」をメインにご紹介。

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ボーン・レガシー他

一昨日の夜、道を歩いていると年配の人に声をかけられた。先方は私のことをよく知っているらしい。私の名前を親しげに呼び、「今度またゆっくり逢いましょう」などと言って通り過ぎて行った。それから数十メートルも歩かないうちに、女性連れのご老人が、「やあ、お久しぶり、また」などと言いながら通り過ぎて行った。一緒にいた友人は私に「この辺りの常連か」などと言う。常連になるほど来てないし、顔見知りが出来るような場所じゃない。長野まゆみさんの「箪笥のなか」(2008年9月12日第一刷発行、講談社文庫)じゃあるまいし、この界ならぬ人びととお会いした訳でもあるまい。お二人とも全く誰だか覚えていないとはショックである(すいません)。ということで、今回は記憶を失った暗殺者を扱った作品を紹介いたしましょう(笑)。

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ドラゴンズ・ワイルド

 紹介しようと思っている文庫本が溜まっている(当然、単行本も未読本も溜まっている)。五つほど山になっている中から取り出すのは容易なことではない。上の方にあるものから紹介していくか。と見てみると、「最後の星戦」、「ミストボーン」、「イスタンブールの毒蛇」、「スパイダー・スター」、「ドラゴンズ・ワイルド」・・・。「最後の星戦」は「老人と宇宙」の3巻目だが、2巻目も紹介してないし、「ミストボーン」は2巻目が今月出るので、ちょっと待ちたいし、なんて一々考えると、ここは「ドラゴンズ・ワイルド」しかないなということに相成った。何故かって。今日は都議会選挙だもの。荒唐無稽な政治とメディアの馬鹿騒ぎ。それならドラゴン達の争いの方が余程マシかもしれません。あ、でも私は選挙には行きました。

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ミカイールの階梯

 「グアルディア」、「ラ・イストリア」(2007年5月25日発行、ハヤカワ文庫)に続く、仁木稔氏の「ミカイールの階梯 上」(2009年5月25日、ハヤカワSFシリーズJコレクション)。「ラ・イストリア」は、「グアルディア」の400年前を描いた作品。生体端末のブランカ、生体甲冑へと変貌するフアニート。それはアンヘルとグアルディアへと繋がっていく。今回、「ミカイールの階梯」では、23~27世紀の中南米から25世紀の中央アジアへと舞台を移す。ところで、SF、ファンタジー、ミステリー、ホラー等々区分するのは難しい。分ける意味があるのかないのか判らないが、「SF & Fantasy」なるものを作ってみた。まだ、私のTrackbackしかない。誰かTrackbackして欲しいな。

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サイバー・テロ

 「韓国の青瓦台(大統領府)や国防省、国会、銀行、一部大手新聞社などのインターネットサイトが7日夕から夜にかけて大規模なサイバー攻撃を受け、4時間以上にわたって接続障害が発生していたことが分かった。」(2009.7.8.12:34 NIKKEI NET 「韓国へサイバー攻撃 大統領府サイトなど被害」 より)そうだ。規模等今一つ不明ではあるが、範囲を考えると、なかなか恐ろしいことだ。遂にサイバー・テロの時代に突入したのだろうか。まるで、Tom Clancyなどの世界だな。

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天空の竜宮城

 香月日輪さんの「妖怪アパートの幽雅な日常」を紹介しようかと思ったが、思っただけ。このシリーズ、文庫本ではまだ2巻目までしか出ていない。講談社YA!ENTERTAINMENTでは10巻完結しているが、文庫本が出てくるのを楽しみに待っていよう(と思ってるだけかも)。ある程度出たところで紹介することに致しましょう。いつになることやら? そこで、「大江戸妖怪かわら版」シリーズを紹介することにしましたよ。「異界から落ち来る者あり」、「封印の娘」に続く、「天空の竜宮城」(2008年8月第1刷発行、理論社)です。舞台は春爛漫の大江戸。ふと見ると、桜の花の妙を愛でるは、鬼面と化け猫の異形の者でありました。そ、「大江戸は大江戸でも、ここはまた別の世界」。

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