草祭
梅の花が咲いている。愈々もって鬱陶しい季節だ。おっと、梅の花に申し訳ないな。鬱陶しいことと梅の花とは関係がない。海の向こうから飛んできたものが問題なのだ。鬱陶しい時には本の紹介でもしよう。原稿の校正は後回し。「邪魅の雫」(京極夏彦著、2006年9月26日第一刷発行、講談社NOVELS)の中で、中禅寺が書評について語り、「まあ-最初のは粗筋を書いたりするだけの紹介記事だね。こりゃ評でも何でもないから、読み書きが出来れば犬にでも書ける」なんて言っている。私の場合は、粗筋もないので、犬以外の何者かだったりする訳だが、一体何だろう。惹き付けられるからといって、「美奥」に現れる不可思議なものとは違う。
Recent Comments