モーニング
2週続けて週末出張だとなかなか本の紹介も出来ない。小路幸也氏の「モーニング」は好いな。紹介したいのだが疲れてしまった。続きは後日としよう。既につづじ祭りも始まっているのだが、先々週の桜は味があったなどと思う。、先週、今週と東京以外では桜がまだ咲いていたが、惜しむ心に残る花もある。先々週は雨が降り続いていた。そんなある早朝に桜を見て歌を詠んでみた(最後尾参照)。
<4/27>さて、先週の続きと云うことで、小路幸也氏の「モーニング」(実業の日本社、2008年3月25日初版第1刷)の紹介をちょっとしておこう。
「モーニング」は「Mourning」である。
ダイ、淳平、ヒトシ、ワリョウは、真吾の葬儀で福岡に集まった。彼らは既に45才。東京、横浜、水戸、金沢、福岡とバラバラに暮らしていた。同じ大学でバンドを組み、同じ屋根の下に4年間住んでいた5人。卒業後、全員が集まったことは殆どない。突然、淳平が言う、「俺は一人で、この車で行く」、「自殺するんだ。俺は」と。福岡から横浜への4人のロングドライブが始まる。20何年間前の日々を思い出す4人。その思い出の中に淳平の自殺の理由が隠されているのか。「なんでもないことが、思い出になるなって気づくのは歳をとってからだよな」。朝には横浜に着く。
「はなのいろ つめたきあめに とけこみて うつろうときを しばしとどめる」、歌は何ともであるが、雨の中で咲き残っている桜も風情があるものだ。

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