夜を守る
伯母の葬儀で福岡に行っていた。あんなに元気だった伯母が亡くなったのは、歳が歳とは言え残念だ。子供の頃にはよく遊びに行ったものだ。一人になった伯父が寂しそうにパイプを燻らすのを見ると、福岡へ行った時には必ず連絡しなければなるまいと思ってしまう。それにしても、集まった親戚の話を聞いていると、戦中から終戦直後の人の出会いと云うのは何やら不思議な縁があるようで興味深い。伯母様を悼みながら近くを散策していたら、山岡鐡舟所縁の寺など既に桜が咲き始めている。刻の流れは早い。さて、本でも紹介しようと思うが、最近ご無沙汰していたので、石田衣良氏のものにしてみよう。
場所はアメ横、4人の若者たちが繰り広げる物語は、
石田衣良氏の「夜を守る」(2008年2月20日第1刷発行、双葉社)。増井信という老人と出会ったことから、川瀬繁、橋本直明、服部要、岡田由紀夫の4人は、アメ横界隈の夜を守ることになった。とは言え、放置自転車の整理や酔っ払いの世話など区役所の福祉課の仕事みたいにぱっとしない。それに、ストリートネームがアポロ、サモハン、ヤクショに天才だし、揃いのカッコは青いベレー帽に青いスタジャンときましたよ。それが、福島なまりのイケメンやらストリートネーム付けてもらって喜ぶヤクザさんとか色んな事件に巻き込まれるのでありました。こんなガーディアンがいると良いなと云うことでしょうか。池袋、秋葉原、アメ横とくると、次は谷中かな。谷中墓地の桜はまだですが、普門山全生庵の桜は写真の通りです。
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