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March 2008

雲上都市の大冒険

今週末は義父の葬儀で山梨へ行っていた。通夜には間に合わなかったが、10時頃には何とか着くことが出来た。満天の星だった。翌日は、山登りの好きだった義父の葬儀に相応しく、八ヶ岳、南アルプス、富士山がくっきりと見えた。義理の弟などが、義父を悼んで短歌などを詠んでいた。私も歌を考えてみたが、おちゃらけになりそうなので止めた。何だか直截の表現は嫌いなのだ。「春の風 廻り廻るや 甲斐の峰」までならまだ良いのだが、その後に「涙ぐむ目は 花粉症なり」とかどうせ続けてしまうのだ。「おうさ、そんなもんだ」と言う義父の声が聞こえるような気がする。写真(下に有り)を撮っている場所も標高1000メートル程であるが、義父はこれからも山々を駆け巡っていることだろう。

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夜を守る

伯母の葬儀で福岡に行っていた。あんなに元気だった伯母が亡くなったのは、歳が歳とは言え残念だ。子供の頃にはよく遊びに行ったものだ。一人になった伯父が寂しそうにパイプを燻らすのを見ると、福岡へ行った時には必ず連絡しなければなるまいと思ってしまう。それにしても、集まった親戚の話を聞いていると、戦中から終戦直後の人の出会いと云うのは何やら不思議な縁があるようで興味深い。伯母様を悼みながら近くを散策していたら、山岡鐡舟所縁の寺など既に桜が咲き始めている。刻の流れは早い。さて、本でも紹介しようと思うが、最近ご無沙汰していたので、石田衣良氏のものにしてみよう。

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紳士たちの遊戯

先週後半花粉症のない所へ行っていた。開放された気分だった。当然ながら現状は元の木阿弥である。日曜の夜に帰ってきたのだが、疲れていてブログは書けなかった。帰りの便の中で読んだ最後の小説が外れだったことも大きな要因である。最近、手に取ってみたい小説が出てこない。未読作品消化月間なのだろうか。埋もれていた中には面白いものもあったりして、これはこれで良いのだが、少々寂しい。そうそう、山口芳宏氏の「運上都市の大冒険」もなかなか好かった。いずれ紹介しよう。さて、機上で読んだ本でまずまずだったのは以下の通りである。ハヤカワ文庫と言っても、青背じゃないところが何とも言えない。

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五十嵐貴久氏の「相棒」

日暮里駅から歩いて帰るなどと云う愚を行なったがために、昨日来花粉症が一気に酷くなってしまった。そこでだ、そろそろ畠中恵さんの「こころげそう」を紹介するだろうと思っていた人をはぐらかすことにした。あまり他意はない。まァ、トリッキーと云う意味では鳥居否宇氏の「官能的 四つの狂気」でもよかったのだが、どうせやるなら、ここまで奇想天外な方が好いだろう。と云うことで、五十嵐貴久氏の「相棒」(2008年1月29日第1版第1刷発行、PHP研究所)を紹介することにいたしましよう。「安政五年の大脱走」もなかなかのものでしたが、ここまでいくと、それはそれで清々しいとも言えるのではないでしょうか。しかし、両者のファンがどう思うのか心配なところではありますな。

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