シー・ラブズ・ユー
小路幸也氏の「シー*ラブズ*ユー」(2007年5月30日第一刷発行、集英社)は、「東京バンドワゴン」の続編。「あの頃、たくさんの涙と笑いをお茶の間に届けてくれたテレビドラマへ」と最後に著者が書いているように、あの一家を思い出す作品である。最近のテレビのドラマや番組じゃねェ。安易さと刺激を追い求めてばかりいる。大沢在昌氏の「影絵の騎士」(2007年6月30日第一刷発行、集英社)じゃないが、そのうちテレビ(同著では「ネットワーク」ってことになっているが)はでっち上げの残虐な現実を流し続けることになるのかもしれない(今でもそうかな?)。それに比べりゃ、「東京バンドワゴン」の世界は好いな。そう言えば、趣向は相当違うが、「お荷物小荷物」なんてのも好かった。
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