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策謀のイェンディ

■Steven Brustの「YENDI(策謀のイェンディ)」(金子司訳、ハヤカワ文庫、2006年4月15日発行)

風が少々強いが良い天気。午前中は暖かいなと思っていたが、夕方近くから肌寒くなった。さて何か書こうかなと思ったところで、アクセス解析を変えたくなった。検索キーワード解析を何とかしたいのだった。でも、途中で読みかけの本に興味が行ってしまった。と云うのは昨日の話。昨晩のうちに原稿を仕上げておけばよいものをウダウダとしてしまった。今日は今日とて来客がある。先ほどから以前の解析ソフトを外したいと思案している。一つだけ難点があるのだ。新しいものには地域別アクセス表示がない。こんなことで悩んでいてもしょうがない。昨日と同じじゃないか。え~い、本の紹介でもしよう(笑)。「暗殺者ブラド・タルトシュ」シリーズ第2弾である。

前回の「JHEREG(勇猛なるジャレグ)」を覚えているだろうか。「シリーズものは嬉しいね。」なんて書いたが、前作から2ヶ月半。もう少し間を縮めて欲しいな。前回はジャレグで、今回はイェンディ。さてはてこれは何だろう。「循環位(サイクル)」によると、「イェンディはとぐろを巻きつつ、ひと知れず襲いかかり」となっている。まァ、蛇の類のようですな。それで、「17%は蛇の抜け殻で出来ています」、「1%は陰謀で出来ています」なんてことになるのかな(参考、笑)。

Brust第一作より時間を遡る。奥方カウティとの馴れ初めも出てくる。ヴラディミール(ヴラド)・タルトッシュ、ジャレグ家準男爵などと言ってもね、結局のところヤクザみたいなものですな。今回の話はラリスとの縄張り争い。そんなケチな話にドラゲイラ帝国帝位継承者問題が絡んでくる。なお、ヴラドは東方人(“にんげん”と読んでほしいそうだが、どうなんだか)、ドラゲイラ族でもありゃしない。何処かの世界と同じで、政治の世界にゃいかがわしいのも付いてくるのかな。ジャレグのロイオシュもいるし、「人生はタマネギのようなもんだ」と言うクレイガーもいる。

ドラゴン家の帝位継承者のアリーラ・イ=カイロンやいとこのマローランも出てくるが、彼らは一体どんな風体なのだろう。何だか妖しい表現も出てくるしなァ。そんなことは良いとして、「疑いぶかいんじゃない、偏執的なんだ」と言うわりに、ヴラドは相当危ないぞ。「おれたちは、対応が遅すぎる」てな具合じゃな。なんせ「楽観的なやつがいることに、おれはうれしくなった」とか言ってるんだから、話はどんどんやばくなる。シリーズ第3弾「虐げられしテクラ」7月刊行だそうなので、結果は何とかなるのでしょう。

一応、「愛しあうところというのは、殺しのときと同じで、…」とか「時間がもたらす最高におもしろい作用は、それが動きをとめたときに起こる」だとか云う感じで展開していくことになりますが、次回まで3ヶ月も待たせるとは最高におもしろい作用とは言えませんな。こう云うものは素早くお願いしたいもの。「ちょっと考えなおしてみようじゃないか」とはいかないものですか。なんてことを人には気楽に言うのだが、さて自分のこととなると困ったものなのだ(笑)。

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