« プレイ-獲物- | Main | 3月検索キーワード »

東京百鬼

■浦山明俊氏の「東京百鬼」(祥伝社文庫、平成18年3月20日初版第1刷発行)

先ほど、アニメフェアアワード表彰式及びレセプションから帰ってきた。フェアそのものは予想通りの入場者数で何よりである。我々もご依頼によりブースを出したが、ビジネス関連の方々に結構ご訪問を頂いた。海外の方々ともお話することが出来た。なかでも、Mr.Oには色々と教えて頂き、極めて有意義であった。さて、明日は今度出版する本のチェック等忙しいので、今日のうちに本の紹介でもしておこう。宮部みゆきさんの「ドリーム・バスター3」といきたいところだが、少々疲れているので、これは今度ゆっくりと紹介しよう。と云うことで、疲れたときの陰陽師(?)。「東京百鬼」である。1時間程度で読めるところが適度かもしれない。

陰陽師・石田千尋の事件簿だそうだ。私は知らなかったが、石田千尋氏は実在の人物である。本から受けるイメージとサイトの写真のイメージにかなりギャップがあるので、少々戸惑ってしまう。著者と昵懇の仲だと書いてあるので、いいのかもしれないが、「石田の描いた地図が、めっちゃくちゃ」だとか、「石田さん、ええやろとか、ええ絵とか……、それってシャレのつもりですかっ」とか、どうも陰陽師のイメージを壊すような気がしないでもない。まァ、「平成の六本木に集いし迷える霊を祓う!」なんて帯には書いてあるけど、コミカルではありますな(笑)。

urayama01事件は、「清流」、「ブンゲンストウヒ」、「満月」、「雪化粧」、「不忍池の怪」と続く。結構、互いに関連してたりもするのだが、石田はん、東京だけとちごうて、足尾、西会津、日光などにも足を延ばしてはって、陰陽師も大変な仕事や思いますわ。マネージャーの小島幹大さんも、しんどいことでございますなァ。さて物語は如何にと見てみると、「不忍池の怪」はご近所なだけに、ふ~むなんて思います。しかしですよ、時節柄やはり「ブンゲンストウヒ」(意味は読んで頂戴)でしょうかね。これはねぇ、「六本木トップコート」なんて名前にしてもですよ。広場でひときわ目立つのは巨大な蜘蛛のオブジェだった」なんて言ったらねぇ。

なんせ、「金(こん)の気が、侵食しているというわけか」なんだそうですから、何だか連想してしまいます。そこで「半端に開いとる幽鬼は瘴気を発して、現世の世界へとその瘴気を漂わせる。瘴気の満ちていくことで幽界はどんどん侵食を続けていく」なんて言われたら、ちょっと深夜残業は避けたくなりますな。ところで、「巨大な蜘蛛のオブジェは“マドレ”でございます。イタリア語で“母親”」なのだそうです。あんまり名前の意味にゃ拘りませんがね(笑)。さァ、石田千尋の事件簿、どのような展開を見せるのか。「呪の基本」も学べるエンタテイメント。最後は「急々如律令!」なんてね。

|
|

« プレイ-獲物- | Main | 3月検索キーワード »

怪奇」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46565/9255855

Listed below are links to weblogs that reference 東京百鬼:

« プレイ-獲物- | Main | 3月検索キーワード »