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陽気なギャングが地球を回す

■伊坂幸太郎氏の「陽気なギャングが地球を回す」(祥伝社文庫、平成18年2月20日初版第1刷発行)

近頃は何でも便利が良いと言う。テレビなんぞ見ていると、早くて安くて見た目が好いことばかり喧伝する。そこで、真偽の程不明なメール事件などが安易に出てくる訳だ。まァ、そんなことは、そのうち判明するだろうから、私には関係ないことである。私は天邪鬼なので、コンビニの弁当なんぞ絶対に食べない。出来れば宅急便も使いたくない。何がサプリメントだ、健康に良いことだ。昔と言っても、たかだか20数年前だが、面白い文章があった。

「あちこちで強奪事件が起り、それが派手に報道されると、人々の気持ちはすさみ、それがまた連鎖的に新たな事件を起すという悪循環を生む。金融機関は、花を生けたり、…などという見当違いのサービスに精を出すことを止めて、簡単には犯罪を起せないような物理的条件の整備に努めるべきだと私は考える」(鈴木孝夫氏の「金融機関強盗事件に思う」より、「法学教室」昭和56年3月号、有斐閣)。人間の本質を忘れると、様々な理不尽が起こる。物事は合理的ではないのだ。「李白一斗詩百篇…」(飲中八仙の歌)なんて詩もあるじゃないか。身体に悪いことが全て悪い訳じゃない(え~、この部分に関しましては、単なる自己弁護かなァ、笑)。

isaka02なんだか「陽気なギャングが地球を回す」から離れ、大気圏外へと話が飛んでしまいました。ところで、Tさん、「H2A」9号機の打ち上げ成功、おめでとうございます(話の脱線を他人のせいにしようという魂胆丸見えでしたか、笑)。いやァ、とにかく「陽気なギャングが地球を回す」は面白かった。面白かったことを直接には表現したくないので、ぐだぐだと言ってしまう。嫌な性格かもしれない。「銀行強盗は四人いる」のだそうだ。一応、名前を挙げておくと、「成瀬」、「久遠」、「饗野」、「雪子」の四人である。但し、タダシ、慎一、祥子も外野席にいる。ギャングもので言うのも変だが、悪役の名は「神崎」(わざわざ書いても、他意はございません、笑)。

彼らは「『今自分たちの目の前を駆け抜けていったのは、強盗だったのだろうか、それとも喧騒だらけの好景気だったのかしら』と悩むくらいに素早く、鮮やかに」しなくてはならないそうだ(そうなんだなァ、バブルは○○関係や○○家など善からぬ輩たちが企んだ強盗だったと銀行員も早く気が付きゃよかったのに)。実に手際よくお仕事してますよ。「現金輸送車を襲うなんていうのは、陰鬱で、じめじめとした、暗くて残酷な、金の稼ぎ方なんだ。…ショベルカーでATMを根こそぎ持っていく奴らだって一緒だな。こそこそして姑息なだけだ」と云うことで、ロマンなんだそうだ。ア、誤解しないで下さいよ。私も元銀行員。銀行強盗がロマンだなんてこれっぽっちも思っていませんからね(笑)。

色々と単語の解説も付いてます。これは読んで頂いた方がいいとは思うのですが、特別に一つだけサービス。「うち-あわせ【打ち合わせ】…④会社員の労働時間の大部分を占める作業。…(もっと書いてあるのですが、この辺りで止めときましょう)」てな具合ですかね。さて、ギャングは地球を回すのか、単に地球は回っているのか、後は読んでのお楽しみ。ドジもたまにはあるかもしれません。

そう言う私もたまに(本当かな、笑)ドジなことをやるのです。「失われし一族」(創元推理文庫)を読んじゃったのですが、これって「ヴァルデマールの風」の第2部なんですね。何だかプロローグが変だなと思いながら、題名の下をよく見てなかったのがいけません。第一部をやっと探して買いました(当然ながら、その他も多量に購入。Jinさんの比では到底ございませんが、笑)。本屋さんも第二部売るときは第一部を横にくらいのサービスが必要でしょう(そそっかしいのが悪い。そう言われりゃ、そうかもね、笑)。

本日は(笑)ばかりでした。しかし、夜明一斗笑百篇ではございません。さて仕事仕事。

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Comments

dさん (もう!いや、まだ?「グッド・イブニング」の時刻ですよね・・)」

「それにしても・・」という文面となりまして・・、普段真面目なことばかり考えているからなのでしょうか????

「陽気なギャング・・」は今春「映画化」されるとか・・(「ならば(読まずに)招待券が手に入ったら観よう。」(実は拙者「も?」いえ、「は!」更に「浅ましき天邪鬼」でして・・(笑))

「強盗」で思い出したのが、石原都知事出演のtv番組の「オレオレ詐欺団インタビュー」
中でも、  どうせ、高齢者は貯金ばかりして金を使わない!だから、俺たちが替わりに使って世の中の景気を良くしている!  に、虚を衝かれたのか、一瞬「・・・」の後に、  なるほど・・、こいつらの考えが良~く分かった!今日の番組は大いに参考になりましたなッ・・  なる「感想?」いや、「決意!」を述べた場面だった。

そこで、「強盗」と「保険」を検索(y=ヤフー、g=グーグル。単位=万件)したところ・・

強盗→「y= 491」「g= 216」
保険→「y=9070」「g=4550」

この結果から、「20人に1人」あるいは「二十車で一車」更には「土地20平方キロで1平方キロの土地」の割合で被害・事故・災害を救済する保険業が成立する!と判断しました。

思うに、地すべりや地震で田畑が崩壊した村人が「オラの土地は大丈夫だった。」という「個人主義」よりも、全村、全県、全国、全世界に「共同体意識」を持たせるのが「二十一世紀の保険業」なのでは?

それにしても、「陽気なギャングが地球を回す」とは一体?

「陽気なギャング」とは「人を殺傷しないで金だけ盗む」と定義する。では「地球を回す」とは?  実は、「時」には「物理的」「空間的」「主観(生命)的」な三種類あるのだが、中でも「地球の回転(自転)=一日(24時間)」最も分かり易い!

言い換えれば「時間の経過が早い=地球を回した」となる。一方、昔から変化しな様を「時が止まっているようだ・・」と表現する。つまり、「変化=時の経過」なのである。

画して、ギャングはICTやICなど日本技術の粋を結集して強盗団から守る・・、ついでに、命や金ばかりではなく「知的な財産」をも守る「世界一安全な国!」に生まれ変わることに「拍車」を掛けている「貴重な存在」が実は「陽気なギャング(強盗)」なのであろう・・と、読まずに、勝手な結論付けをしよう。

それにしても、「国家公認ヤクザ=警察+弁護士」というのに・・、益々、この国が「法治国家」ではなく「放置国家」と思わざるを得ない。

とはいうものの、「映画:陽気なギャング・・」を、警察に捕まらなければ・・と、思いながら観るのだろうなあ・・天邪鬼だから?いえいえ、強盗が「人殺しをしない限り・・」は、損害保険会社が被害者に補償しますし・・第一、誰も病気ならず怪我もしなければ「生命保険や傷害保険」に加入しませんよ!つまり、時々に発生する災害・被害・災難があればこそ!ですよ・・やっぱ、天邪鬼でした・・(笑)

(追記)いずれは「陰気なギャング」の場合は「光速ロケットで冥王星の外周を三年間回転する刑期」にすれば「刑期満了後の地球ば・・おそらくは西暦2226年」となり、テクノリテラシーが無い場合は都市生活に馴染めず、自ら「無人島生活を希望」する!?

いわゆる「悪の先送り!!」で面白い!?」と思うのですが・・

d:「三さん、それじゃあ・・・一か八かで「陰気なギャング希望者続出」ですよ!」 
三:「う~ン・・やっぱ、天邪鬼同士の場合は「後出しジャンケン」となり絶対に勝てませんなあ・・」(両者大笑)

Posted by: 三成21 | Feb 19, 2006 at 18:16

三成21さん、こんばんは
家に帰り着く。ブログを見る。三成21さんからのコメントが来ている。何故か私の返答も用意されている。ハハハ…、いや~、勝てませんなァ。dより

Posted by: dawn | Feb 19, 2006 at 20:18

ご無沙汰してます。
私を大人買いの枕詞にしないでくださいな(笑)。 といっておいてなんですが、畠中恵さん、全本コンプリートしました。

Posted by: Jin | Feb 28, 2006 at 19:00

Jinさん、ご無沙汰してます。
最近、更新が途絶えてませんか。海外にでも行ってるのかと思ってましたよ。
ところで、大人買いの枕詞と言えば、Jinさんでしょう。他に考えられませんよ(笑)。それにしても、畠中恵さん全巻揃えたんですか。やっぱり先を越されてしまった(残念無念!)。dより

Posted by: dawn | Feb 28, 2006 at 19:30

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 「陽気なギャングが地球を回す」伊坂 幸太郎/著読みました。  丁度文庫版が出ていたので、札幌から小樽へ移動の折、コインロッカーを使用する関係で小銭が必要になり札幌駅の本屋で購入しました。  嘘を見抜く男、天才的なスリ、時間の感覚が異常に鋭い女などなどで作られた銀行強盗団の話です。  いつもどおり、登場人物たちの会話は会話だけで十分楽しめる作りで、面白く読ませます。結構ウンチクにあふれた会話でいろんな意�... [Read More]

Tracked on Feb 25, 2006 at 13:58

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