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デルフィニア戦記4-6

■茅田砂胡氏の「デルフィニア戦記第Ⅳ部 伝説の終焉6」(中公文庫、2005年11月25日初版発行)

今日の東京は朝から雪だった。日中は風がなかったせいかあまり寒さを感じなかった。日暮れ近くから底冷えがしてきた。受験シーズンになると、何故かしら雪の日が多い。ふと思い出した。「双面のヤヌス」。ヤヌスの一つの顔は過去を、もう一つは未来を見ている。暦の第一の月に神の名前を冠してヤヌアリウス(Januarius)月と呼んだ。英語のJanuaryは、そこからきている。そう言えば、五木寛之氏に「ヤヌスの首」(文藝春秋、1985年10月30日第1刷)と云う作品があったなァ。アール・デコ美術の膨大なコレクション、男と女の浪漫的冒険小説。

なんて全く関係なくて、デルフィニア国王ウォル・グリーク・ロウ・デルフィンと王妃リィ(グリンディエタ・ラーデン)の物語のご紹介。なんせリィは時空間を超越した存在なのだ。

snow01それにしても長かった。2003年に「デルフィニア戦記第Ⅰ部 放浪の戦士1」を読み始めて、まるまる3年もかかった。放浪の戦士ウォルは大国の王に、そして少女リィは王と国を守る守護神となった。なんて言ってもねぇ。「男は剣を揮っていた。黒髪は乱れ日に灼けた逞しい長身のあちこちに返り血が飛んでいる。孤立無援の男が今まさに凶刃に倒れようとしたその時、助太刀を申し出たのは十二、三と見える少年であった…」の少年が少女になっちまうのだから、どうなってるのでしょう(笑)。とか何とか言いながら、『さてさて、このシリーズ、何だかとっても奇妙な作品。「そうか、(こうした本を読んでる)私はもともと変だったんだ」と実感させられる。』、『よくもまァ、こんな話を書いてますね、茅田砂胡さん。あなたは一体全体、どんな人。でもいいか、面白ければ。』なんて言いながら、読んでしまったのでありました。

残念ながら途中からしかございませんが、今までのお話は以下を見て頂くこととしよう。要約すると、変な国王と変な王妃と変な取り巻き連中(シェラの名前くらいは書いて上げようかな)が隣国タンガ、パラストと戦う伝説の物語。
デルフィニア戦記第Ⅳ部 伝説の終焉5
デルフィニア戦記第Ⅳ部 伝説の終焉4
デルフィニア戦記第Ⅳ部 伝説の終焉3
デルフィニア戦記第Ⅳ部 伝説の終焉2
デルフィニア戦記第Ⅳ部 伝説の終焉1
デルフィニア戦記とジハード
デルフィニア戦記

del04さァてと、完結編。パラスト、タンガとの戦いはどうなるのか? ウォルとリィとの運命は如何に? まァ、いつものように、「そんなことは誰にもわからない。答えられない。わかっているのは、あの子(リィ)は人として生まれながら、決して人とは相容れないものであるということだけだ」ということでございます。じゃあな。楽しかったな。また会いたいな。

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Comments

初めてのコメントで失礼致します。

新手法である「信託と特許の関係」を調べている者としましては「虎穴に入らずんば虎子を得ず」あるいは「信託業に王道無し」の心境で「難解なる脳内旅行=全ブログ読破」を敢行しているところです。

< ところで、・・。今日の日経に信託法の改正に関して記事が出ていた。いつもの通り中途半端な煽り記事なので、少々解説をしておこう。・・・

の件を読んだときは・・仮に記事が「著作権」あるいは「マスメディア」の関係でしたら「読書・雑誌」とは別のカテゴリーで同日に二つのブログを書く?(こともある!?)と思いました。

「調査マン」の勝手な希望としましては、「特許信託」のカテゴリーを設けて欲しいところですが・・原則上無理ならば密かにでも「日記・コラム・つぶやき」の「コラム」に「信託や特許関連のコメント」を含めていただけると「集中的(繰り返し)」読むことが可能となり有り難いのですが・・

おっと、ここまで書いて日経は「読書・雑誌」の「雑誌」に含まれるカテゴリー?とも思いました。

遅いので、熟慮も再考もせずに送信いたします。(勝手な言い分で申し訳ありませんでした。)

Posted by: mitunari21 | Jan 23, 2006 00:45

mitunari21さん、おはようございます。
書籍等のご紹介の中に、さり気無くメディア等への若干の批評を書き添えることが多々あります。今回もそのつもりだったのですが、日経の記事が酷すぎたので、少々解説が長くなってしまいました。本来、このブログは読書・芸術が中心なのですがね(笑)。では、今後ともよろしく。dより

Posted by: dawn | Jan 23, 2006 07:35

え!ブラ珍はゲージツだったのですか!

( ̄□ ̄;)

Posted by: koolpaw | Jan 23, 2006 19:10

koolpawさん、おはようございます。

ブラ珍がゲージツではないとでも(笑)。dより

Posted by: dawn | Jan 24, 2006 10:08

長い間の無音、申し訳御座いませんでした。

(結局の)転勤、引越しと、新環境に振り回されていました・・・言い訳です(笑。

「ぼちぼち」ですが、再開する事にしました。機会があれば、又、覗いてみてください。
ではでは。

(追記…いつの間にか、dさんの正体が明かされていて面食らいました…汗・笑)。

Posted by: standard | Jan 27, 2006 01:37

standard-timeさん、お久しぶりです。
再開、楽しみですね。早速にお邪魔します(^^)。dより

Posted by: dawn | Jan 27, 2006 09:17

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