五郎治殿御始末
■浅田次郎氏の「五郎治殿御始末」(中公文庫、2006年1月25日初版発行)
しまった。止まらなくなってしまった。原稿を書いていても指がむずむずする。犬の散歩にも出掛けなくてはならない。階段の下で何やら気配を感じるのだが、書き出すと止まらないのが悪い癖。5時半までに10分程あるではないか、なァ、我が愛犬よ。とか言って、最近、ご紹介したい作品が溜まっていて困っているのでありました。
■浅田次郎氏の「五郎治殿御始末」(中公文庫、2006年1月25日初版発行)
しまった。止まらなくなってしまった。原稿を書いていても指がむずむずする。犬の散歩にも出掛けなくてはならない。階段の下で何やら気配を感じるのだが、書き出すと止まらないのが悪い癖。5時半までに10分程あるではないか、なァ、我が愛犬よ。とか言って、最近、ご紹介したい作品が溜まっていて困っているのでありました。
■筒井康隆氏の「銀齢の果て」(新潮社、2006年1月20日発行)
会社に顔を出したら、人員増に伴うレイアウト変更を行っていた。作業員が行ったり来たりする姿が目の端に入り落ち着かない。電話等も使えない。早めに失礼することにした。さてと、懸案の「マヂック・オペラ」等の紹介をしようかと思ったのだが(最近の枕詞だね)、これは書いておかなければなるまい。とは言え、この作品は簡単に。だってねぇ、なんせ筒井康隆タッチの作品なのだ。内容など事細かに書けるものではございません(イヒイヒイヒ・・・)。但し、テーマは大変に真面目なものであることは確かだろう(か?若干の疑問を感じざるを得ないところが、筒井康隆氏でもある、笑)。
■茅田砂胡氏の「デルフィニア戦記第Ⅳ部 伝説の終焉6」(中公文庫、2005年11月25日初版発行)
今日の東京は朝から雪だった。日中は風がなかったせいかあまり寒さを感じなかった。日暮れ近くから底冷えがしてきた。受験シーズンになると、何故かしら雪の日が多い。ふと思い出した。「双面のヤヌス」。ヤヌスの一つの顔は過去を、もう一つは未来を見ている。暦の第一の月に神の名前を冠してヤヌアリウス(Januarius)月と呼んだ。英語のJanuaryは、そこからきている。そう言えば、五木寛之氏に「ヤヌスの首」(文藝春秋、1985年10月30日第1刷)と云う作品があったなァ。アール・デコ美術の膨大なコレクション、男と女の浪漫的冒険小説。
なんて全く関係なくて、デルフィニア国王ウォル・グリーク・ロウ・デルフィンと王妃リィ(グリンディエタ・ラーデン)の物語のご紹介。なんせリィは時空間を超越した存在なのだ。
■荻野規子さんの「西の善き魔女Ⅷ(真昼の星迷走)」(中公文庫、2005年12月20日初版発行)
「デルフィニア戦記」、「西の善き魔女」ともに完結してしまった(文庫版の話)。「デルフィニア戦記」はブログを書き始める前から、西の善き魔女は一昨年の11月から読み始めた。長かった。待たされた。それだけに名残惜しい。昨年の暮れから二作ともにそのままにしていた。多分、全巻一遍に読んだら3~4日で終わってしまうのだろう。2ヶ月ごとに出るシリーズものも一つ二つあると、これはこれで結構楽しめる。長い旅の終わり。
恩田陸さんの「エンド・ゲーム」や山田正紀氏の「マヂック・オペラ」も紹介しなけりゃならないが、長かろうが短かろうが物語には必ず終わりがある。まァ、今週は出張だらけでもあるし、出張途上で出会った「西の善き魔女」でもまずは紹介しようじゃありませんか。そろそろ1年になるなァ。西の善き“カステラの国の住人”(大家さん)はどうしただろうか。今日のような暖かい日に何故か思い出す。
ご招待されたミュージカルを見てきた。内容には言いたいことが多いが、まァ、好いことにしよう。終了後に一杯飲んで帰ってきたら、階段の下で愛犬が待っていた。行く前に散歩したじゃないかと思いつつ、再度、行きましたね。夜空は満天の星。なァんだ、君はこれが見たかったのか。私はアルパカの帽子を目深にしながら、ひょいとオリオン座を見上げた。
■Joseph Finderの「PARANOIA(侵入社員)」(石田善彦訳、新潮文庫、平成十七年十二月一日発行)
先週は4日から賀詞交換会の連続。経団連やレコード協会などご挨拶が一遍に出来て有り難い。金曜日の賀詞交換会では三井物産戦略研究所の寺島所長の講演が聞けた。その中にお得意の大中華圏の話があった。しかしなァ、寺島氏の示した統計数字も表面的な捉え方を補完するに過ぎない部分が多いようにも思える。
私は企業行動の基盤は「人」だと思っている。これは複雑なのだ。しかし、これじゃ行き過ぎだよと思いつつ、でも面白かったのが「侵入社員」である。原題は「PARANOIA」。ちょっと!確かに表面上は「侵入社員」でも可笑しくないのだが(出来れば、4月発行が良かったのではないだろうか、笑)、微妙なニュアンスがなァ、吹き飛んでいるような気がしないではありません(なんて、あんまり話してると、ネタがばれるか、笑)。
今年の正月は体調がすぐれなかった。昨日まで天候も悪かった。家の中で飲んでいるしかない羽目に陥った。酒は新潟から送ってもらった朝日酒造「越州」の「壱、弐、参、悟、禄」を飲んだ。「禄乃越州」などは水を飲んでいるかのような按配である。美味い。そうこうするうちに、昨日の夕方から天気も回復。私の頭も本日の朝方から漸く改善した。晴れてて元気なら、行かなくちゃ、などと思いながら、東京国立博物館へと行ったのだった。
昨年の「酉・鳥・とり」同様に、「博物館に初もうで」、新春特別展示「犬と吉祥の美術」(1月2日~29日)なのだ。
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