椿山課長の七日間
■浅田次郎氏の「椿山課長の七日間」(朝日文庫、2005年9月30日第一刷発行)
ココログの容量が漸くMBからGBベースに拡大した。このままではどうなるのだろうと思っていた。昨日は嬉しくなってhomepageの内容をブログに吸収することにした。homepageを開設したのが約2年前、ブログが約1年前とかなり速度は遅い。まァ、所詮は道具だと言いつつ、結構便利に利用している。
ところで、ブログといえば、「ブログ・ジャーナリズム」(野良舎、2005年10月15日初版第一刷発行)を読ませて頂いた。藤代さん(ガ島通信さん)、有難うございました。いやはや、藤代さんの元気さが際立ってますよ。急激に組織の壁を突き抜けたときのエネルギーが周囲に広がっていってるようで、好いですね(笑)。
「椿山課長の七日間」は、組織の壁を抜けられず、かと言って、組織にも守られず、死んでしまった椿山課長の笑いと涙のお話。この話へと繋げていくには少々無理があるのですが、書き出したものはしょうがない。最近はSF三昧だったので、この作品をどうしてもご紹介したいのでした。現世のエネルギーと来世のエネルギー、特殊相対性理論は、こんなところにも応用できるのか?なんて、無理やりなこじつけ(笑)。
椿山和昭は百貨店の売り場担当課長、婦人服第一課長であった。そう、「であった」のだ。「初夏のグランド・バザール」中、接待の席で倒れ死んでしまう。46歳。行き着いたのは「スピリッツ・アライバル・センター(SAC)」、現世と来世の中間地帯。ここがまた変なところで、「昭光道居士さん(椿山課長の戒名)、何してらっしゃるの。26番教室はもうじき講習が始まりますよ」なんて言われる。これじゃ、まるで免許の更新センター。
「極楽往生するための講習をお受けになっているわけです」って言われてもねえ。椿山課長は「そんなに簡単な人生だったのかよ。自分だけとっとと極楽に行けば、それでいいのか」なんて思ってしまう。そこから始まる、この話。ほかにも、「相応の事情」のある連空雄心童子こと根岸雄太少年や義正院勇武侠道居士ことヤクザの親分武田勇の話が絡み合う。「これほど名実を異にする人物は、世に二人とはおるまい」なんて言われる親分などもご登場、ほんとにあほらしゅうてあほらしゅうて、敵いませんな男たちのバカさかげん、淋しいものです。話は読んでのお楽しみ。
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Comments
dawnさんこんにちは。
「椿山課長の7日間」は、すこし前になりますが読みました。当時私は、母を亡くしかなり落ち込んでいたのですが、この本を読んで、冥土(天国)もこんなだったら母も無事(?)に楽しくやっていけるのではないかと、変に納得し心が安らいだ記憶があります。
身近な方を亡くされてた人におすすめかもしれません。
Posted by: 高円寺 | Nov 04, 2005 at 14:37
高円寺さん、こんばんは。
そうですね。身近な方を亡くされた方にはお勧めかもしれません。でも、どうも出てくる男(少年も含め)、利口そうでバカなところが何とも言えず、泣けるのです。dより
Posted by: dawn | Nov 05, 2005 at 01:08
ご紹介ありがとうございます。元気に加えて、きちんとした理論や数値も出せるようになりたいものです。まだまだ勉強です。これからもよろしくお願いいたします。
Posted by: ガ島通信 | Nov 06, 2005 at 23:26
ガ島通信さん、こんにちは
理論等は実践の積み上げの上についてくるのではないでしょうか。ご活躍を期待致しております。dより
Posted by: dawn | Nov 07, 2005 at 11:27