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November 2005

狐弟子

■森福 都さんの「狐弟子」(実業の日本社、2005年11月25日初版第一刷)

今日も今日とて来週締め切りの原稿を書かねばならない。とか思いながら、ティム・バートン監督の「チャーリーとチョコレート工場」を見に行ってしまった。Roald Dahlのシニカルさは若干足りないが、好いですね。漸く見ることができました。やはり想像力ですよね。想像力が不足すると愛情にも問題が起きる。最近のお子様方(幾つのお子様方かは想像にお任せする、笑)は本も読まなきゃ、読解力も文章力もない。結局のところ想像力も何処かへ行ってしまってる(だってね、知識がなくちゃ、想像力も働かない)。困ったものです。何てことは別として、まァ、6500字程度なら2~3時間で書けるだろう。と云うことで、ほんの少々、本のご紹介も致しましょう(笑)。それにしても、先週のホームエンタテイメント産業展での講演は嬉しかった。日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合(CDV-JAPAN)の世良與志雄理事長(フタバ図書社長)はじめ、皆さん真剣に聞いて頂き、話した甲斐があった。制作者とリテーラーとの組み合わせは結構いけますよ。

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西の善き魔女7

■荻野規子さんの「西の善き魔女Ⅶ(金の糸紡げば)」(中公文庫、2005年10月25日)

第6回ホームエンターテインメント産業展の講演会資料は出来上がった。あとは筑波大学院助成講座の講義資料を仕上げなきゃ。とは思うのだが、少々疲れたな。とか何とか言いながら、お休みお休み。

そう言えば、先週の日曜日は山形に行ってきた。山形新幹線には初めて乗った。結構な時間が掛かる。2時間半だった。まァ、町田康氏の「東京飄然」(中央公論社、2005年10月25日初版発行)と課題の原稿を抱えていたので、気分的にはあっと言う間ではあった。「東京飄然」を読んで、内田百閒氏の「第一阿房列車」を読み返したくなった。

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塵よりよみがえり

■Ray Bradburyの「FROM THE DUST RETURNED(塵よりよみがえり)」(中村融訳、河出文庫、2005年10月20日初版発行)

いやはや忙しい。もうじき某協会さんでの講演に出掛けなければならない。先日、大学院での今期の授業が終わった。少々余裕が出来るかなァと思ったが、そうは問屋が卸さないてなところかな。最後にゲスト講演をして頂いたS学館のKさん、誠に有難うございました。学生の皆さんも12回24時間(+α、笑)にお付き合い頂き、お疲れ様でした。そうそう、Kさん、ブログの開設を楽しみにお待ち致しております。

さて、ゆっくり食事も出来ないので、ちょっと本の紹介でもしておこう。丁度ハロウィンの時期に読んでいたBradburyの作品である。この懐かしさ、何とも言えず好いですね。

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ドラッカー氏死去

Peter F. Drucker氏(95)が11日、米ロサンゼルス近郊のカリフォルニア州クレアモントの自宅で亡くなられた。95歳であった。その間、多くの著書を残した。私も随分と読んだものだ。

The New Realities(新しい現実)」(ダイヤモンド社、1989年7月31日初版発行)のなかで、「社会的機関のうち、社会全体について、自らの責任を負っていると考えるものは、一つとしてない」と云う箇所がある。それから20年近くが経ったが、マスメディアも含め日本の社会的機関はDrucker氏が当時考えた状況から何ら変化していない。新しい現実は何処。

「平均的男は、行き先を問われることで一生をおえる」と云うジョークがあった。「まずは母親に、次に細君に、そして、最後は弔問客に」なんてところだったと思う。Drucker氏が結婚していたとしたら、細君や弔問客だけでなく、世界中の経営者からも問われ続けた訳だ。しかし自身の行く先ではなく、社会全体の行く先を。ご冥福をお祈りする。

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私的録音録画補償金制度

文化審議会の法制問題小委員会は、現行の私的録音録画補償金制度は問題点が多く、現時点で「iPod」などの携帯デジタル音楽プレーヤーの販売価格に著作権者への補償金を上乗せすることは適切でないと云う結論を出したようだ(2005.11.11付NIKKEI NET『著作権補償金上乗せ、「iPod」など見送りへ・文化審』より)。

まァ、この問題は利用者側にも判り難い制度(録音・録画しない人からも補償金を取る制度)であるし、そもそも著作権者へ適正な分配がなされていない(現状、個別著作権者への分配ゼロの模様)ことから、どう考えても可笑しな制度である。当然といえば当然の結論であろう。

なお、この適正な分配の問題は著作権団体全体の問題でもある。例えば、放送局からの著作権使用料はまとめて幾らと云う形で支払われる。個別にどの楽曲がどの位使われたかなどと云う資料はない(適宜な番組調査による分配がなされている)。情報技術が進んでいるのに、このようないい加減なことが未だになされていると云うのだから、摩訶不思議な世界である。

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断絶への航海

■James P. Hoganの「VOYAGE OF YESTERYEAR(断絶への航海)」(小隅黎訳、ハヤカワ文庫、2005年2月28日発行)

昨日は、金沢工業大学虎ノ門キャンパス開設二周年記念シンポジューム「デジタルコンテンツと知的財産」が日経ホールで行われた。経済産業省後援と云うこともあり、前メディアコンテンツ課長の広実さんがいつものようにうまく基調講演をされた後のパネルディスカッションに参加した。ご一緒したキューエンタテインメント株式会社の水口哲也CCOとは初対面だったが、今度ゆっくりお話してみたい。残念ながら、シンポジューム全体の印象は進行がねえ、お世辞にも良いとは言えなかった(あれじゃ、パネルディスカッションとは言わない)。ここの客員教授も引き受けないといけないかと思うと、少々気が重くなった(杉光教授にはお世話になっているので、年2、3回は付き合わざるを得ないけど)。それにしてもコンテンツビジネス同様、大学の在り方も大きく変化しなければならないのだろう。今日ご紹介する「断絶への航海」は、社会通念が大きくどころか、まるっきり変化する話である。こんな社会だと、私は何をするのだろうか。想像するだけでもワクワクする。

そうそう、終了後突然に付き合わせてしまった日経の○○さん、お疲れ様でした。ところで、記事等のネット配信は出来るだけ止めたいなんて(冗談だとは思いますが)、それは無理と云うものでしょう(笑)。

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椿山課長の七日間

■浅田次郎氏の「椿山課長の七日間」(朝日文庫、2005年9月30日第一刷発行)

ココログの容量が漸くMBからGBベースに拡大した。このままではどうなるのだろうと思っていた。昨日は嬉しくなってhomepageの内容をブログに吸収することにした。homepageを開設したのが約2年前、ブログが約1年前とかなり速度は遅い。まァ、所詮は道具だと言いつつ、結構便利に利用している。

ところで、ブログといえば、「ブログ・ジャーナリズム」(野良舎、2005年10月15日初版第一刷発行)を読ませて頂いた。藤代さん(ガ島通信さん)、有難うございました。いやはや、藤代さんの元気さが際立ってますよ。急激に組織の壁を突き抜けたときのエネルギーが周囲に広がっていってるようで、好いですね(笑)。

「椿山課長の七日間」は、組織の壁を抜けられず、かと言って、組織にも守られず、死んでしまった椿山課長の笑いと涙のお話。この話へと繋げていくには少々無理があるのですが、書き出したものはしょうがない。最近はSF三昧だったので、この作品をどうしてもご紹介したいのでした。現世のエネルギーと来世のエネルギー、特殊相対性理論は、こんなところにも応用できるのか?なんて、無理やりなこじつけ(笑)。

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10月検索キーワード

今日は、午前中に金融庁でコンテンツビジネスの説明(かなりの関心と理解があったと思う)、午後は経済産業省「ファンド研究会」にてコンテンツファンドの説明と、何だか官庁一色の日だ。でも、これだけはアップしておこう。そう、いつものように先月の検索キーワードを発表するのだ(猫手企画さん発案)。書籍も重要なコンテンツである。さてと、先月はどんな書籍が上位に入っただろうか。9月は「西の善き魔女」の強さに驚いた。10月もまたまたびっくりと云うことになるのだろうか。

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