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ララピポ

■奥田英朗氏の「ララピポ」(幻冬舎、2005年9月30日第1刷発行)

表紙からして惨い。これをカバーなしで読むのは結構なことでございますよ。しかもだ、帯には「いや~ん、お下劣。」「※紳士淑女のみなさまにはお勧めできません。(作者)」ですものね。どうもいけませんなァ。こんなことでは。日本も、どうなるのやら。困ったことでございます。ハイ。

と云うことで、読まなくちゃ~ね(笑)。誰が紳士淑女だったっけ?日本に紳士淑女なんて呼べる人がいましたっけ。そォ、私なんて何処が紳士なんでしょうなァ。まァ、皆さんに比べれば、少しはましかもしれません(『いい加減にしろ』。いや、ご尤もでございます。笑)。

で、『「ララピポ」ってなんだ?』とお聞きになる。何やらISHI何某風な話し方になっておりますが、これは入谷の近くの谷中で買った本でございますので(笑)、ご容赦頂きとう存じます。『そんなことたァ、どうでもいい。話を逸らさず、答えろ』と仰る。う~む、已むを得ませんな。本屋でこっそりとご覧下さい。わたくしめは至って誠実、正直な性質でございますが、皆様が何処かでタダ読みすることまでは止められません(日本では、たかだか記事見出しでも金を取ろうなんて考えながら、作品の尊厳など疾うの昔になくなっておりますからね。)。

okuda01WHAT A FOOL BELIEVES に出てくるフリーライター。GET UP,STAND UPに出てくるキャバクラのスカウトマン。LIGHT MY FIREに出てくるゴミ屋敷ババア。GIMMIE SHELTERに出てくるカラオケ店員や女子高生。I SHALL BE RELEASEDに出てくるエロ小説作家。GOOD VIBRATIONSに出てくるテープリライターの女。全て事件でございます。しかも、それぞれ何処かにおりますね。だって、いつもマスコミが見せてくれてます。真面目な顔のナレーターが「事件です」とか「大変なことが起こりました」とか言いながら、昼日中からいつもやってますよ。

しかもですよ、立派な評論家、医者や弁護士が、このようなお下劣な事件に、これまたどうでもいいようなコメントまで付けてくれてます。お~い、恥ずかしくないのですか?「いや~ん、お下劣。」「※紳士淑女のみなさまにはお勧めできません」てな内容なんですよ。私も紳士じゃないが、とても昼日中から見ることは出来ません。

これで、我々は報道でござァ~い、ですものね。全く話にもなりません。本当に日本はどうなるのでしょう。最新爆笑小説の内容はマスコミの方々の大好きな真面目な報道なのですね。こんなもの単なる病気以外の何者でもありますまい。マスコミの皆さんは、これが普通の日本だみたいに騒ぎ立ててますよ。奥田さん、非情に非常にうまい。一つだけ、スカウトマンに愛がちょっぴり残っているようなところが、ほんの少々救いでしょうか。まァ、二度読もうとは思わない本ですがね(笑)。

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Comments

む!
WHAT A FOOL BELIEVES
ドゥービー・ブラザース
GET UP,STAND UP
ボブ・マーレィ
LIGHT MY FIRE
ドアーズ
GIMMIE SHELTER
ローリング・ストーンズ
I SHALL BE RELEASED
ボブ・ディラン
となると並びからして
GOOD VIBRATIONS は
ビーチ・ボーイズ?

GIMMIE SHELTER は グランド・ファンク・レイルロードだったりするとひねりが効いてますな。

そーいや昔林真理子女史が自作の小説にスタンダード・ナンバーのタイトルつけて、Jazzのマニアから総スカン喰らってましたな。

栗本薫 もハード・ラック・ウーマンとかロックのヒット曲のタイトルを自作につけてましたが、さすがにそのあざとさが先に鼻について読む気になるどころか「この人物の作品は一生読まんとこう」とまで思いましたな。

かたや村上春樹のダンス・ダンス・ダンスくらいまで作中でこれでもかとポップスがでてくると「おっさん、よくラジオ聴いいとるのー」と感心しますが、最近やってる期間限定ブログで書いてたレコード漁りの記録までいくと「あなた・・・完全にとりつかれてますな・・・」とあきれますな。

7月5日(火) 村上春樹のメッセージ
http://d.hatena.ne.jp/motokurashi/20050705

ここに挙げられてるプレイヤーの名前の半分以上は知りません。で、今までネットで見つけた国内アマ・サイトでおそらく最もマニアックで膨大なJazzのレコード(CD)の記録をもつであろう

「ジャズCDの個人ページ 」
http://homepage3.nifty.com/kudojazz/
のオーナーさんに聞いてみたら「私も半分も知らない人たちばかりです」とのことでした。

一般読者どころかジャズのマニアまでおいてけぼりにして趣味の世界に没入し、暴走してブログにレコード釣りの釣果を嬉々として書き込む作家。元ジャズ喫茶の店主おそるべし。


Posted by: koolpaw | Oct 10, 2005 23:25

koolpawさん、こんばんは
ココログがメインテナンス中だったので、koolpawさんのところにコメント付けておきました。dより

Posted by: dawn | Oct 11, 2005 18:58

こんにちは、ヤースです。

では、お勧めの「ララピポ」読んでみます。
グァムでは本棚に黒いプラスチックカバーがある段がありましたよ。
いわゆるアダルト・オンリー段ですね。
日本の本屋さんでは、その手の本が普通に子どもの目に触れていますね。

Posted by: ヤース | Nov 05, 2005 13:39

ヤースさん、こんばんは。
「ララピポ」読んでみて下さい。なかなかですよ。「ララピポ」って何かも判ります(笑)。
それにしても、日本ではアダルト関連が子供の目に触れ過ぎですね。電車のつり広告も止めて欲しいものです。dより

Posted by: dawn | Nov 05, 2005 19:01

( ̄□ ̄;)

てゆーか、本書が地元の本屋で平積みされてどかんとおいてありました!!!

しえー。写真ではよくわからなかったけど、現物は表紙からしてお下劣!こ・こ・これは。。。。とてもカワイイ看板娘がレジにいる本屋では買えない!!

つかちゃんとカバーかけてありますかああ?<どーんさん

人気がなかったのでちょっと立ち読みしてみようと思ったら、書店のおねーちゃんが棚の整理してるのが見えたのでさっと平積みの山に返して逃げ出してきましたっ。

Posted by: koolpaw | Nov 08, 2005 19:15

koolpawさん、こんばんは。
いやはや、なかなかのものでございましょう。
私は読了後も、ちゃんとカバーかけてますよ。しかし、検索キーワードの多いこと多いこと。皆さん、koolpawさん同様、堂々と手に取れないのでしょうね(笑)。dより

Posted by: dawn | Nov 08, 2005 19:38

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