「国際テロ」
■Tom Clancyの「THE TEETH OF THE TIGER(国際テロ)上・下」(田村源二訳、新潮文庫、平成十七年八月一日発行)
帰宅すると、我が愛犬はやはり板の間の真ん中で寝ていた。そこが涼しいらしい。夏本番である。私もどこか涼しい国にでも行きたいな(願望だけで終わりそう)。愛知万博にも行きたいが、これは暑いだろうな。今週も何処にも行けなかった。気分だけでも涼しくなろうと、先日、高所で食事をしてみた。ソニー・ピクチャーズ・エンタテイメント/事業開発バイス・プレジデントの福田淳さんにお付き合い頂いた。それにしても、彼の経歴などの話、これがとても刺激的。映画が好きな方は実生活も劇的なものを志向するのだろうか。興味深い話を有難うございました。
え、「どうやって本題に繋げるの?」って、すぐに判ります(笑)。
写真の右が福田さん。「その隣はテロリスト?」 いえいえ、K氏です。髭を生やしてて、そう見えるかもしれませんが、彼は平和主義者です。と云うことで(?)、今日は「国際テロ」のご紹介を致しましょう(いつものように苦しいね。Kさん、ダシに使ったって、怒らないようにね、笑)。Tom Clancyは「RED RABBIT(教皇暗殺1~4)」がジャック・ライアン・シリーズの最後の作品になるようなことを言っていた。本作品では、やはりジャック・ライアンが大統領を辞めてはいる。でもねぇ、息子のジョン・パトリック・ライアン・ジュニアは出てくる。従兄弟の双子の兄弟、ブライアン・カルーソー(アルド)とドミニク・カルーソー(エンツォ)も出てくる。しかも、彼らが活躍するであろう民間の対テロ秘密組織「ザ・キャンパス」はジャック・ライアンの肝煎りで作られている。そのうち、ジャック・ライアンも出てきそう。どうも、シリーズが終わったとは思えませんな。
ジャック・ライアンが駆け出しのCIA分析官だった頃も、「お見事、ジャック。きみもだんだんわかってきたな。客観的に言って、彼らが道理にかなうことをするのはほぼ皆無と言ってよい」(「教皇暗殺」より)なんて言われてた。ジャック・ジュニアはどうだろう。「なかなかのプレゼンテーションじゃないか。裏付けがやや弱いが、提案はよくまとまっていて説得力がある。で、きみはこれを上へ歩いて持っていくべきだと思っているわけだな?」と、なかなかどうして、立派な仕事をしてるじゃない。それ以上に、「いえ、トニー、わたしは走って持っていくべきだと思っているんですよ」なんて、しっかりしてますよ。
さてと、若いジャック・ジュニアたちはムハンマド・ハッサン・アル・ディンなどのテロ組織との戦いをどのように進めていくのか。まさに、その戦いは始まったばかり。テロ組織メンバーを抹殺していくのだ。如何に戦争に近い状態とは言え、アルド、エンツォたちは苦悩する。Chris Ryanの「GREED(テロ資金根絶作戦)」(伏見威蕃訳、ハヤカワ文庫、2005年7月31日発行)では、元SAS隊員のマット・ブラウニングたちがMI5の女性幹部アリソン・ハモンドの手玉に取られて、テロリストの資金を強奪する(いや、まァ、色々とあるのですがね)。どちらも2003年の作品だが、やっぱり米国風は直裁だね。
それにしても、Tom Clancyおじさん、9.11後だけに怒ってるよ。何でもかんでも八つ当たり。(FBIの件で)「でも、中間管理職レベルで問題が起こるんですよね?」(大企業は大概そうです)、「議員は社説を気にしすぎる」、「ニュース屋さんというのは、電話やトランプ遊びのさいに噂話を交換する女たちとさして変わらないんです。厳然たる事実を提示するより、嫌いな人の悪口を言うほうに力が入ってしまう」、「何から何までCIAの真似をして、いったいどうやってCIAにできないことをやるんですか?」とかあちこっちに文句たらたら。
さてと、締め括りは「THE TEETH OF THE TIGER」の由来、「虎には牙と鉤爪がある」のだそうです(これじゃ、解らないね。ドラゴンにもあるものね、笑)。そうそう、「何かを理解するということは、その何かを認めることではない」(スタートレックのスポック副長の言葉)や「世界はデジタルではなくアナログで動いているということを忘れてはいけない」なんて良いね。
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Comments
本当にちゃんとよんでんのか???????
ジャックはもう大統領ぢゃねーぞ!!!!!一番肝心なとこ間違えてどーすんだふざけろ!!!!!!!!!!!!!
Posted by: zz | Aug 20, 2005 at 16:47
zzさん、こんばんは
「本作品では、やはりジャック・ライアンが大統領を辞めてはいる。」と書いているのですがね。Use your discretion. dより
Posted by: dawn | Aug 20, 2005 at 21:31