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August 2005

「サウスバウンド」

■奥田英朗氏の「サウスバウンド」(角川書店、平成17年6月30日初版発行)

「デルフィニア戦記」、NOVELSファンタジア版は挿絵がな。描いている方には申し訳ないが、私の感覚を刺激してくれない(Jinさん、どう思われますか?)。文庫版が出たときにでも、改めてご紹介することにした。と言いながら、昨晩は寝不足と相成りましたが(笑)、今日も元気に朝から犬を風呂に入れ、先ほどから来週の講義資料を作っている。そろそろ飽きてきたので、「サウスバウンド」の紹介でも書いてみよう。それにしても、若い人たちに講義をするのは楽しみだ。私も若いので(周囲から「嘘だ!」という大合唱が聞こえるような気もする。無視、笑)、若い方々と新機軸を考えていくのが面白い。どうせ日本のCoreは疲弊しきっている。Critical分野も今一。一回全て壊して、Cutting-edgeへと全精力を傾けた方が、視界が開けるかもしれない。選挙も既成政党を全て崩壊させた方が良いのかもしれない(与野党を問わず、少なくとも利権政治家は落とした方が良い)。コンテンツビジネスもメディアを含めた流通主導型のビジネス構造を変えなければ世界に勝てない。おっと、主人公の父「上原一郎」の影響で過激になってきたようだ。では、「サウスバウンド」紹介の「テンカイ」(「論拠を示せ」と云うことだそうだ)をしてみよう。

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「西の善き魔女」6

■荻原規子さんの「西の善き魔女」Ⅵ(闇の左手)、中公文庫、2005年8月25日初版発行

会社の帰り、本を買いに丸善へ。何故かと言えば、そのあと山手線に乗りたかったのだ。東京は狭いものだ。山手線の中で向かいの座席を見ると、何やらサングラスをかけた胡散臭い男(いやァ、失礼。最初はそう見えたのですよ、笑)。よく見ると懐かしいOさんじゃありませんか。いつ気が付くかとニヤニヤしていたら、やっと気が付きましたね。昨年、現職に就任されたときは頻繁にメディアではお顔を拝見しました。流石に連絡するのは控えてました。まだまだ気の抜けない状況が続くのでしょう。面白いと仰ってましたが、お身体には気を付けて下さい。Oさんは上野で降り、私は鶯谷に犬の餌を買いに行ったのでした。

ところで、丸善ではまた大量に本を購入。そこまではいいのですが、つい誘惑に負けて「デルフィニア戦記」の残りをNOVELSファンタジア版で買ってしまった。前作の終わり方がいけないのだァ。などと言っても言い訳にしか聞こえないか(笑)。

奥田英朗氏の「サウスバウンド」をご紹介しようかと思っていた。が、懐かしい人に会えたし、NOVELSファンタジア版に手を出さず文庫で読み続けていると云うことで、荻原規子さんの「西の善き魔女」Ⅵ(闇の左手)をご紹介しよう。そう、「西の善き魔女」は、あと外伝が2巻あるが、これで一応完結らしい。

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「老ヴォールの惑星」

■小川一水氏の「老ヴォールの惑星」(ハヤカワ文庫、2005年8月15日発行)

今週の講義資料を作っている。講義は昨年もやった。大学院の学生さんたちだから、手取り足取りなんてことは必要ない(よね、笑)。本もあるのでたいしたことはないと思いつつ、どうも捗らない。3時間毎にblogを書くのは現実逃避。1年近く取り組んできた案件に先々週やっと目処が付いて(だから、万博なんて行ったんだった、笑)、ホッとしているからかな。何しろ販売面で最重要案件の一つである。販売力強化のために、シナジーの出る企業とのアライアンス実現を図らなければならない。時間のかかっている契約が出来れば、漸く我々の業務も大きく前進することになるのだが。一面ホッとしながら、他方でイライラ待たされる感覚。まさに、本作品の随所に出てくる感覚である。

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「曹操残夢」

■陳舜臣氏の「曹操残夢」-魏の曹一族-(中央公論社、2005年7月25日初版発行)

この本は、「曹操」上・下巻-魏の曹一族-(中央公論社、1998年11月10日初版発行)の続編である。曹操は最後に「天下はなお未だ安定していない」と言った。その曹操亡き後の魏王朝の滅亡に至るまでの話である。三国志では蜀を中心とした話が多い中で、曹一族を中心に書かれた本書は珍しい部類に入るのだろう。

ところで、本書の内容とは直接関係ないが、昨日の毎日新聞社説「視点 解散・総選挙(論説委員・松田喬和氏)」の内容は誠に不明朗だ(不明確ではなく、不明朗である)。憲法論を装いながら、実は別のことを書いている(国民には考える力がないとも読める)。何故、本のご紹介と直接関係ない話をするか。これは追々お分り頂けるだろう。

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「ハイドゥナン」

■藤崎慎吾氏の「ハイドゥナン」上・下(ハヤカワSFシリーズ Jコレクション、2005年7月31日発行)

昨日の地震も大きかった。宮城県を中心に怪我をされた方もいらっしゃるようだ。まずはお見舞い申し上げます。陸のプレートと太平洋プレートの境界付近で起きたとの報道もある。ところで、地震が起きたときに手回し充電型のラジオは心強い。最近は会社のデスクの上に置いている。昨日も早速に使ってみた。

なお、こんなときに災害をテーマにした本をご紹介するのは心苦しいが、あくまでSFだと云うことで、ご勘弁頂きたい。前回の「愛知万博」で予告したように人類絶滅の危機をテーマにしたSFである。舞台は宮城沖とは遠く離れた琉球諸島。時代は西暦2032年、近未来SFである。小松左京氏の「日本沈没」を凌ぐ傑作と帯には書いてある(各自ご判断下さい)。それにしても、最近の地震の多さを見るに、本作品もあながち荒唐無稽とは言えないところが恐ろしい。題名の「ハイドゥナン」は「南与那国島」のことだが、どのような意味かはお読み頂くこととしよう。

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愛知万博

1970年夏、大阪万博を見た。暑い夏だった。修学旅行の帰り、一人大阪に残った。2日ほど万博会場をブラブラとした。月の石を見て、遠くない将来、人類には宇宙旅行が待っていると夢見ていた(ちょっと大気圏外に出るようなものじゃなくて、SFに出てくるような、ワクワクするような宇宙冒険)。あれから四半世紀以上が過ぎた。ディスカバリーは無事戻ってきたが(本当に良かった)、何だか宇宙開発も足踏み状態のような気がする。様々な出来事が、60年、70年代の熱気を急速に冷却したのだろうか。特に日本は、宇宙に限らず、つまらない石に躓いて起き上がれずに泣いている子供のようだ。でも、私は日本に生きている。私はミーハーだ。私が生きている間に行われる最後であろう国際公式万博を見逃すなんてことは考えられない(笑)。とは言っても、人気パビリオンらしきものを殆ど観てない愛知万博見学でした(笑)。

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郵政民営化法案

今回の郵政民営化法案を巡る新聞各社の社説のなかでは、産経のそれが最も明快である。なお、最初に申し上げておくと、私は小泉内閣の政策全てに賛成している訳ではない。今回のバカバカしい解散の責任者である反対派やそれを煽っていたマスコミに対して憤りを感じているのである。

■2005.8.9付産経新聞『【主張】郵政解散 「国のあり方」問いたい 構造改革の貫徹が不可欠』より一部抜粋
(  )内は私の感想

「郵政民営化は日本の将来にとって必要不可欠な改革だ。郵政法案を否決した参院を解散するのが筋だが、その規定がない以上、衆院を解散して国民の民意を問うことはやむを得ない。」(⇒非常に不快ではあるが、已むを得まい。)

「中でも郵政民営化の難しさは際立っていた。特定郵便局が自民党の集票基盤であるだけでなく、三百四十兆円にのぼる巨大な郵貯・簡保資金が族議員、官庁、特殊法人などで形成する既得権益を支えてきたからだ。
 それは同時に巨大な資金を市場メカニズムの外に置いて経済の活性化を阻害し、財政規律をも大きくゆがめてきた。郵政民営化は小泉政権に限らず、いわば日本の課題なわけで、これを否決した罪は重い。」(⇒財政投融資を巡る利権構造、そして不良資産化。これを放置するのか。)

「岡田克也代表は郵貯・簡保の将来の民営化と職員の非公務員化を求めていたが、民主党が三月にまとめた見解に反映させることをしなかった。結局、対案は出せなかった。労組の意向が最優先されたといわれても仕方なく、とても改革政党とはいえまい。」(⇒民主党が民営化の対案を出せなかったのは可笑しい。)

以上、抜粋

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「実験小説 ぬ」

■浅暮三文氏の「実験小説 」(光文社文庫、2005年7月20日初版1刷発行)

昼休みだ、昼休み。「リリィ、はちみつ色の夏」でも買いに行こうと思う。暑いので動きたくない。しょうがないので、またまた浅暮三文(みつふみ)氏の本でも紹介しようかな。止めようかな。だってね、この本はなかなか手に入らないと思うんだ。なんせ、私だって、目を開けてこの本を読んだことないんだから(笑)。

今 あなたは書店で『』という本を手にとっている。そのタイトルは、見つめていると文字に思えなくなってくる。なんだろう。そう、交通標識だ。進入禁止のマークかな。無性に、や、破りたくなる。この本を。あなたはあわてて手を離す。そしてやっと確信する。dawnが書いていたのは紹介ではないことを。そうこれは実験なのだ。破れた本を買わされないように如何に耐えるかの実験だったのだ(「これはあとがきではない」をヒントに)。

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「国際テロ」

■Tom Clancyの「THE TEETH OF THE TIGER(国際テロ)上・下」(田村源二訳、新潮文庫、平成十七年八月一日発行)

帰宅すると、我が愛犬はやはり板の間の真ん中で寝ていた。そこが涼しいらしい。夏本番である。私もどこか涼しい国にでも行きたいな(願望だけで終わりそう)。愛知万博にも行きたいが、これは暑いだろうな。今週も何処にも行けなかった。気分だけでも涼しくなろうと、先日、高所で食事をしてみた。ソニー・ピクチャーズ・エンタテイメント/事業開発バイス・プレジデントの福田淳さんにお付き合い頂いた。それにしても、彼の経歴などの話、これがとても刺激的。映画が好きな方は実生活も劇的なものを志向するのだろうか。興味深い話を有難うございました。

え、「どうやって本題に繋げるの?」って、すぐに判ります(笑)。

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ブログを始めて1年間

昨年の8月3日にブログを始めた。もう1年経ってしまった。前にも書いたかもしれないが、最初はコンサルの一環だった。色んな企業からブログを利用したいと云うご相談を受けた。これは自分でもやってみないと的確なことは話せないと云うことで始めたのだった。このほかソーシャルネットワークシステム(SNS)も同様にやってみた。日記はブログにリンクさせているので、片手間だけどね。私の個人的な感想を述べると、SNSよりもブログの方の可能性が高いように思われる。個々人の考え方は違うのでクローズド型のSNSの方がストレスがなくて良いと云う方もいるだろう。私のように自由度を求めるのなら、やはりブログだろう。何と言っても検索キーワードなんて発表できるしね(笑)。昨日、新聞社の方と某氏とで、ブログやSNSのことでミーティングをしていたのだが、某氏曰く「ブログは順調に伸びているが、最近、SNSの伸びが急速に鈍化している」とのこと。やはり、日本人も情報発信意欲が対人ストレスに勝るようになってきたのかもしれない。

それにしても、よく1年も続いている。私は昔から日記や備忘録の類はいつも三日坊主だった。しかも、動機不純で始めたのにね(笑)。月並みな言い方だが、常日頃お付き合いしている人たち以外とコミュニケーションが広がるのは、やはり刺激的なことなのだろう。

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7月検索キーワード

kaimさんに先を越されてしまったが(当然、猫手企画さんにも先を越されているが)、7月の検索キーワード(猫手企画さん発案)を発表しよう。7月は月半ばから様相が一変した。私の実名が出てしまったこともあり、私の名前やweblogのURLでの検索も多くなった。私としては7月に紹介した本が7冊と少なかったこともあり、書籍関係が少なくなるのではないかと心配していた。しかも、koolpawさんご期待の件が波乱要因となるのではないかと大いに心を痛めていた(ハハハ…、本当は結構上位に入るのではないかと密かに期待してたかな、笑)。

それにしても、やはり夏場。夏場には強いものがあるのですね。関連するものまで入れるとダントツトップだったのだが、残念ながら月半ばからの追い上げだったので2位に甘んじてしまった。

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