「悪夢はダブルでやってくる」
■浅暮三文氏の「悪夢はダブルでやってくる」(小学館、2005年2月20日第一刷発行)
こんな本を読みはじめたとき、あなたはふと考える。
①突然だが、電子レンジに本を投げ込む
②出版社に電話して引き取ってもらう
③已むを得ないので、最後まで読んだあと、燃やす
さァ、あなたはどうするでしょうか。私は「どうも振ったサイコロの目が7」だったようです。
おいおい、この本は何なんだ。私も叫んでみたい「今日の咄嗟の一言 HELP ME!」。驚愕の事実希望(応募券)は使えないし、どうも今週の星占いは「絶望に腰まで水浸しの時期です。それも人生です」かもしれないし、スクラッチはこすれない。
こんな、こんな詐欺師(おっと、禁句、禁句、業界では理想家だったかな)みたいな本は初めてだ。『登場人物が書く「あとがき」ってのは、メタなんとかでインテリぽいんだとよ』だって、ちょっとだけSFっほく「そんなことしたらタイムパラドックスに陥るでしょ?」だ、阿佐田哲也氏まで引っ張り出して、何が「カッカとするな、カッカとさせろ」だよ(阿佐田哲也氏の「麻雀放浪記」は素晴らしい)。
筋書きは帯の通りに「逃げる主人公(あなた)、追う魔法使い……」、何が「思いもよらぬ結末だった」だよ。全編、思いもよりませんでしたよ。作者に言ってやろう。「アフガニスタン・カザフスタン・バナナスタンド!」、缶詰の中に入ってしまえ。
もう馬鹿馬鹿しくて、くだらなくて、燃やしてやろうかと思うほど楽しみました。参ったね(笑)。こんなSF & Fantasy、読んだことァないね。出掛ける間際には「ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の死去」で、歴史の光の部分がふっと消えたような、なんて厳粛な気持ちだったのに、浅暮三文氏のお陰で全くの暗闇(缶詰の中)になったような気になりました(笑)。今後も彼の作品を読んでみよう~と。
【追記:昨日は眠くて書けなかったのですが、実は昨日は悪夢がダブルでやってきたのでした。いつものように花粉症の酷いなか、娘の車の試乗に付き合わされた。肩は凝る、腕は痛くなる、悪夢の日曜日でした。】
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