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「殺し文句の研究」

■阿刀田高氏の「殺し文句の研究」(新潮文庫)平成17年1月1日発行

太田恵資氏(Violin)、吉見征樹氏(Tabla)、高木潤一氏(Guitar)のMASARAを聞いていた。どうも頭から貴方の顔が離れない。脱領域音楽だからか。昨日のお別れ会の写真、何て強面の顔だ。もう少し優しい顔の写真はなかったのか(ないな)。考えたら、私が今のプロジェクトを始めて以来7年のお付き合いだった。昨年27日に電話で話したのが最後だった。 

「おい、何か急用か」「いいえ、若い人たちが戦前戦後を知ってる方のインタビュー映像を残したいと言っているので、相談にのってもらえないでしょうか。Nさんにはご承諾頂いたようですが。」「な~んだ、そんなことかい、いいよ」「年始のパーティで詳しいことはお話ししますよ」「判った」

なのに、貴方は30日に急に亡くなった。その怖い顔の裏は素朴で、情に厚い人だった。ご子息の謝辞、というよりも涙には…参った。7年前に話し、ご協力頂いた構想はもう少しで全貌が現れるというのに。早過ぎた。

atouda01「殺し文句の研究」中、<ドラマがちがう>より。『男の人って、どうして幸福な結婚をしていながら、ほかに恋愛をしたりするの?」「そりゃ、結婚と恋愛じゃドラマがちがうからさ」』の部分はさておき、『「単純に、結婚式がきらいだとか葬式が好きだとか言ってるわけじゃない。ドラマの深さがまるでちがうってことなんだ」 ご同感いただけるだろうか。』 同感致しました、阿刀田さん。


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