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November 2004

「呪文の織り手」

■Title:The Spellcoats(Dalemark Quarter 3)  Auther:Diana Wynne Jones  三辺律子訳 (創元推理文庫)

日本語訳では「デイルマーク王国史3 呪文の織り手」である。まさにデイルマーク王国史四部作の第三巻と云うことになる。私は間違えて買ってしまった。粕谷知世さんの親切な解説「一、二、三巻はそれぞれ独立した物語なので、どこから読んでもかまわない。」のお陰で安心して読めた(書いてあったのが最後のページだものね、大抵解説は読まないのだが、大変感謝)。ちゃっかり一、二巻も別の本屋で調達してきた(笑)。

それにしても、Diana Wynne Jonesとは思えないような作品である。全編読んでしまわないと怪しいが、どこにも吹っ飛ばされず、大どんでん返しも食わなかった。5人の兄弟、長女のロビン、長男のガル、次男のハーン、次女(わたし)のタナクィ、三男のマラードそれぞれの言動、性格には頭の隅をかじられるような気持ちにさせられる。でも、各々の性格はストレートに何か、まさにそれ故のものに突き進む。川を下り、また戻る長い旅の中で、タナクィは物語を織る。これが何の役に立つのか。

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「ねこのばば」

■畠中恵さんの「ねこのばば」(新潮社)

段段降りたら商店街。古い本屋に入ってみると、なんと「ねこのばば」が見つかった。探してたんだ「しゃばけ」 「ぬしさまへ」に続く「ねこのばば」。嬉しい思いで会計に。おじいちゃん、無言で受け取り、なにやらぶつぶつ言っている。「1万円からだから、5千とあと1,2,3枚、それから635円、ハイ」。 それ見た私は息を呑む、漸く「あの、おつりが5千と935円しかないんだが」と声が出た。おじいちゃん暫く無言、漸く『「ねこのばば」だけに化かされたか。ハハハ』だとさ。私もなんだか納得、「そうだね、ハハハ」。
8千と635円、おつり貰って嬉しく帰り、さっそく読み出す「ねこのばば」。

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「ハウルの動く城」

■「ハウルの動く城」(宮崎駿監督、スタジオジブリ制作)

今年は「イノセンス」(押井守監督)、「スチームボーイ」(大友克洋監督)と大作アニメ映画が残念ながら外しているなか、やはり「ハウルの動く城」は気になるところである。良い指定席も取れたし(私のように足の長い人は700円の違いだし、指定席が良いですよ。⇒「嘘だ」と云う声が聞こえるような気もする。笑)、朝一番に見に行った。9時半と云うこともあり、入りは七~八割程度。但し、次の上映には列が出来ていた。面白いことに子供より大人の数が圧倒的に多い。
週刊文春(2004.11.25号)『宮崎駿「ハウルの動く城」映画記者が書けないホンネ』で、「いやはや、映画のコンセプトから、構成、ストーリー、主役級の声優二人のWミスキャストまでケチョンケチョン。」(原文そのまま)と批判されている。どうも、この記事を書いた記者の方は原作も読んでないに違いない。確かに多少原作とは違うところもあるが、私は(映像化するのが大変難しい原作にも係わらず)非常に良く出来た作品だと思う。原作と違うところも、また読み返す面白さを与えてくれる。

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「オー・マイ・ガアッ!」

■浅田次郎氏の「オー・マイ・ガアッ!」(集英社文庫)

何だか気分的に疲れたらギャンブルだァ ……なんてこと、この本の舞台がラスベガスだからって私は致しません。笑いだ、コメディだ。
『あるスチュワーデスが言ってしまった。「当機はまもなくラスベガス空港に到着致します。財布の紐をお締め下さい。」』とか、昔聞いたジョークを思い出しつつ読んでみました「オー・マイ・ガアッ!」。
でも、この本の題名はタイトルにしようか迷うね。「オー・マイ・ガアッ!」 友人が見たら、「オー・マイ・ガアッ!」。そうだ日本語読めないんだ。「オー・マイ・ガアッ!」 英語には絶対しないようにしよう。
(*)所々に smoking seat 有:ラスベガスへ行きたいスモーカーはどうぞ。

いやはや、「Ohmae & Associates Group」と「KFi Group」とが揃って現れたな、「オー・マイ・ガアッ!」 大前剛、主人公だそうだ。なるほど英語は上手いぞ。

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山古志村支援を考えましょう

■新潟中越地震に関しては徐々にマスコミ等の報道が少なくなってきましたが、これからが被災者の方々への支援は重要性を増してくるものと思います。ここに小島愛一郎さんが新潟中越地震で被災された方と直接メールを交わして書かれた現地の「生の声」があります。小島さんより、多くの方に見てもらいたいと云うご意向を頂きましたので、そのまま(続き)の方に転記させて頂きます。
hydrangeaさんも書かれているように被災地の状況を風化させてはなりません。まさに被災地対策はこれからが本番であり、我々も出来る限りのことを続けていくことが大切なのではないでしょうか。

■少しでも多くの皆様に支援方法等を考えて頂き、そのアイデアを小島さんのサイトにアップして頂く、もしくは自ら実行して頂ければと思います。なお、ここでは山古志村に焦点を当てておりますが、当然ながら、被災地は山古志村だけではありません。他の被災地の情報にも注意を払い、フォローしていくことも忘れてはならないでしょう。

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宮城谷昌光氏の「三国志」(3)

■宮城谷昌光氏の「三国志」第三巻(文藝春秋)

天下が倒懸される。政治と戦とを取り違えた張温。優柔不断の何進。袁紹の次善の策とも言えぬ謀計。時代の趨勢に取り残された皇甫嵩。腐臭を放つ王朝の断末魔に歴史は耳を貸さない。現実を見ていない宦官たちに取り巻かれた王朝には天は何も言わない。滅びるとはこんなことか。全ての歯車が噛み合わず、虎狼のような董卓によって最後の皇帝である献帝が擁立される。その後、献帝から魏の文帝に譲位されるまで30年近くある。しかし、実質的には後漢時代は長安への遷都によって幕を閉じた。董卓、袁紹、袁術、曹操、孫堅、劉備、主だった群雄たちが登場してくる。

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blogに於ける著作権

■livedoor Blogの規約改正(利用規約の一部変更のお知らせ)は、余りと言えばあまりじゃないか(参考:利用規約)。

内容は(続き)の通りである。著作権のみならず、著作者人格権の不行使も含まれている。改正前も如何なものかと思うが、このようなことが他のblogにも波及しなければ良いと思う(なお、心配になってココログの利用規約に関しても調べてみた。入る際に注意しなければならないのに今頃調べてる⇒学生にはいつも注意してるのに、苦笑)。今回の件は記事強制削除問題から派生しているようだが、何れにせよ一部法律違反や社会道義的に問題になるものの排除を口実にして、一般ユーザーの表現を制限したり、その権利を侵害することは止めて欲しい。
なお、blogは匿名だからとよく言われるが、例えてみれば芸名で出演しているラジオのDJと同じで実は匿名ではないのだ。

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「バウンダーズ」

■Title:The Homeward Bounders Auther:Diana Wynne Jones 和泉裕子訳(PHP研究所)

「バウンダーズ」は一種のゲームがモチーフになっている。色んな要素が現れ重なり合っていくのはいつもの通り。当然、今回も収まりはつく。ゲームと言えば、「ダークホルムの闇の君」でもゲーム感覚の観光旅行が題材となった。この本は辛辣な風刺になってはいるものの、Diana Wynne Jones特有の愉快で複雑なドタバタが展開される。最後に突拍子のないことも待っている。でも、「バウンダーズ」はいつもとはちょっと深部に差異がある。主人公ジェイミー・ハミルトンは13歳くらいに見えるのだが、実は100年もの間、バウンダーズ(故郷に向かう者)として世界の環を回っている。<あいつら>は邪悪なゲームを楽しみ、その中で「ランダム要素」として「ディスカード」されたジェイミーは「境界」から「境界」へと進む。ヘレンやヨリスに出会うものの「冷たい足のような僕の痛み」から逃げられない。

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歴史、そして歴史の影

パレスチナ自治政府(パレスチナ解放機構=PLO)のヤセル・アラファト議長が、11日午前3時半(日本時間同11時半)頃、パリ郊外の仏軍ペルシー病院で死去した。 75才であった。(CNNより、14:37)

一つの歴史が幕を閉じた。
今後のパレスチナに歴史はどのような影を落とすのか。
歴史の長い影の下、中東の未来はどうなるのか。
現実のなか人類など小さな存在でしかない。
しかし、人は歴史を残し、影を落とす。
彼は何を見てきたのか。

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「西の善き魔女」Ⅰ

■萩原規子さんの「西の善き魔女」Ⅰ(中公文庫)

出張も日帰りが疲れるようになった。それでも行きはビジネス書を読んでいる。帰りは堅い文書は頭に入らない。今回も東京駅で帰り用の本を買った。「オズの魔法使い」を連想させる題名に引かれた。ドロシーが出てくるのかと思ったらフィリエル・ディー(私=dと一緒)。本歌取りでもなさそうだ。
ところで、中公文庫さん、「デルフィニア戦記」のその後はどうなっているのですか。

さて、「西の善き魔女」Ⅰ、セラフィールドの田舎の子供の物語かと思ったら、大きく話は転換していく。その中で要所要所に出てくる少女たちの感性は私のような男性には解り難い。「あたしも、自分が何をすてているのか、よくわかっていないのかも。・・・」、この解り難さが良いのかな。逆に少年たちは朴念仁か少々調子が良すぎるかどちらかで単純明快(そう男は悪人か善人のどちらかですよ、笑)。

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遊びの記録

【本題の前にご覧下さい。】
・サイドバーに新潟中越地区地震被災地情報、支援情報がございます。一刻も早い復旧をお祈り致しております。

■私のメールサーバーを攻撃して何が楽しいのだ。ブツブツブツ・・・
 明日まで致し方ないので、Google検索をしてちょいと遊んでみた(くだらんね)。
 【⇒復旧しました。ご心配をおかけしました。】

⇒私の文章についての検索(ウェブ全体から検索)2004.11.8現在
dawn:約10,300,000件中12件目
宮城谷昌光「三国志」:約4,100件中 3件目
「しゃばけ」:約 2,880件中 2件目
「ぬしさまへ」:約1,500件中 2件目
「博士の愛した数式」:約23,400件中 6件目
「キングメーカー」:約1,590件中 1件目
「ブルータワー」:約5,770件中 6件目
「ブラック・ハウス」:約90,200件中 1件目
「時の町の伝説」:約339件中 4件目
などなど…私の読書感想も結構読まれているのだ、と自己満足しながら気を紛らわす。

皆さんもメール転送を直接かけるのは止めた方がよろしいようで(テンテケテン♪)。不愉快。

【追記:冗談のように書いたが、本当に困ったものだ。】


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救援物資配布体制の重要性

【本題の前にご覧下さい。】
・サイドバーに新潟中越地区地震被災地情報、支援情報がございます。一刻も早い復旧をお祈り致しております。

■11/11週刊新潮を見ると、『「おにぎり数千個」の無残な「廃棄現場」』と云う記事があった。このようなことが実際あるだろうことは察せられる。しかし、これは腐りやすいものを送った方に非がある訳ではないし、当然、自治体の方々などに非がある訳でもない。自治体の方々も誠心誠意活動されておられるだろうが、実は自治体の方も被災者なのである。ボランティアの方々に頼ると云うのもなかなか難しい。なぜならボランティアの方々は、その活動がどうしても短期間に限定される。そのため、地域の状況を理解し、中長期的に配布体制を構築するのは難しいだろう。なお、自衛隊の方々も活動されているが、その主体はインフラの復旧等に向かわざるを得ないだろう。
このように考えると、やはり後方支援の専門組織を作る必要があるのではないだろうか。後方支援は一般にうまくいって当たり前のように考えられるが、大変重要かつ相当な専門性(物資、通信、交通、インフラ等に対する知識が必要)を要するもののように思われる。また、物資のなかには女性特有なものが多々含まれることを考えると、男性だけではなく女性の方々も含む組織が必要と思われる。
【追記:広域後方支援の専門組織は、非常時コントロールセンターのイメージ。】

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宮城谷昌光氏の「三国志」(2)

■宮城谷昌光氏の「三国志」第二巻(文藝春秋)

現実にふれるのを恐れつづけた桓帝(第十一代皇帝)によって、後漢はその耳目を失い、幼稚さを払拭できない霊帝(第十二代皇帝)によって、その権威を失う。まさに後漢は社稷そのものの腐蝕のもと、寄生虫の如き宦官の強権を招き、ついには天命を失っていく。
黄巾の賊に天下が饗応し京師が揺さぶられる。激動への予感のなか英雄たちが次々と生まれる。「このうねりの下に、まだ幼童にすぎない曹操、孫堅、劉備がいる。」、また「英雄の生年はふしぎに近づきあうのか、」諸葛亮(孔明)、孫権が生まれる。徐々に描き出される夫々の性格、淡々と語られる後漢の断末魔のなか、権謀術策、剛勇無双な三国志の世界へと既に心は飛んでいく。

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たまには笑える話を

【本題の前にご覧下さい。】
新潟中越地区地震緊急掲示板kitajan.netさん被災地情報hydrangeaさん情報交換BBS「新潟中越地震情報交換板」経団連災害被災地支援情報rescuenow.netさん被災状況等の情報中越地震支援リンクさん支援情報興味本位さん被災状況航空写真情報

■これはstandard-timeさんのお話。多少省略しているので、本編をご覧になりたい方は、standard-timeさんのsiteへどうぞ。憂きこと多い世の中、たまには笑いましょう(standard-timeさん、すいません、爆笑)。

-玉砕の日曜日~♪-

「昨日は馬場が裏切ったのだ」。自称競馬のプロであるぼくは通勤電車の中でぼやいていた。隣ではOL風の女性が二人、楽しそうに話している。
 

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