「呪文の織り手」
■Title:The Spellcoats(Dalemark Quarter 3) Auther:Diana Wynne Jones 三辺律子訳 (創元推理文庫)
日本語訳では「デイルマーク王国史3 呪文の織り手」である。まさにデイルマーク王国史四部作の第三巻と云うことになる。私は間違えて買ってしまった。粕谷知世さんの親切な解説「一、二、三巻はそれぞれ独立した物語なので、どこから読んでもかまわない。」のお陰で安心して読めた(書いてあったのが最後のページだものね、大抵解説は読まないのだが、大変感謝)。ちゃっかり一、二巻も別の本屋で調達してきた(笑)。
それにしても、Diana Wynne Jonesとは思えないような作品である。全編読んでしまわないと怪しいが、どこにも吹っ飛ばされず、大どんでん返しも食わなかった。5人の兄弟、長女のロビン、長男のガル、次男のハーン、次女(わたし)のタナクィ、三男のマラードそれぞれの言動、性格には頭の隅をかじられるような気持ちにさせられる。でも、各々の性格はストレートに何か、まさにそれ故のものに突き進む。川を下り、また戻る長い旅の中で、タナクィは物語を織る。これが何の役に立つのか。
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