「しゃばけ」
畠中恵氏の「しゃばけ」(新潮社)。
私の気に入っている本屋「往来堂書店」、とてもちいさな本屋さんだが品揃えが面白い。ちょっと暇潰しに行くのだが、そこにこの本があった。
「往来堂書店」をちょっと上がれば墓だらけ。この本の中には、妖(あやかし)、妖、妖がいっぱい。一太郎の若だんなのまわりには、犬神、白沢、鳴屋、屏風のぞき、不思議なことに律儀で、可愛く、親切な妖。
ふと見渡すと、我々の周りも妖らしきものだらけ。
政財界は言うに及ばず、ここにもそこにも、付喪神の“なりそこない”もどきがぞろぞろと。
でもこれは可愛くない。「香りがする・・・・・・、する、する、カネの香りが」などと言いながら徘徊する。
人ほど怖いものはない。
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