「ブルータワー」
石田衣良氏曰く「物語には商売にならなくても想像力が大切、今こそSF、ファンタジーを書く」。これは素晴らしい。是非お願いしたい。石田衣良氏は現実から空想の世界への膜をまさに破ろうとしているのだろう。その過程でリズム感が微妙に変わっている。「池袋ウエストゲートパーク」のようなリズムが私は好きだ。想像力とリズム、今後さらに期待したい。
■石田衣良氏の「ブルータワー」(徳間書店)
現実が投影された未来。科学の終焉を思わせる未来。現実を現実と感じられない二つの世界で瀬野周司、嘘つき王子は, はたして彼の記憶は人類を救えるのか。異様な超高層ビル群を象徴する「ブルータワー」。新宿、六本木など見るにつけ、人類にはやはり大地が似つかわしい。
(*)「池袋ウエストゲートパークⅣ 電子の星」(これもリズムに少々疲れを感じる)
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