時代

五郎治殿御始末

■浅田次郎氏の「五郎治殿御始末」(中公文庫、2006年1月25日初版発行)

しまった。止まらなくなってしまった。原稿を書いていても指がむずむずする。犬の散歩にも出掛けなくてはならない。階段の下で何やら気配を感じるのだが、書き出すと止まらないのが悪い癖。5時半までに10分程あるではないか、なァ、我が愛犬よ。とか言って、最近、ご紹介したい作品が溜まっていて困っているのでありました。

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憑神

■浅田次郎氏の「憑神(つきがみ)」(新潮社、2005年9月20日発行)

浅田次郎氏の作品を2作ご紹介しようと思いながら、既に2週間以上が過ぎた(他にもあるけどね)。昨日も8時からアニメーション制作完了の打ち上げに行かねばならなかったので、その直前まで会社で仕事をしてしまった。あまり時間がないので、先週木曜日の社内の歓送迎会の写真でも貼り付けてすませようかとも思ったが、本のご紹介もしておかなくちゃ。月曜日は早朝から出張だし、戻ってきたら戻ってきたでイベントが続く。書類にも目を通しておかねばならないが、ちょっと現実逃避でもしてみよう。

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「孤宿の人」

■宮部みゆきさんの「孤宿の人」上・下(新人物往来社、2005年6月21日第一刷発行)

感想を書こうと思っていた。忙しかったこともあるが、なかなか書き出せなかった。その間に様々なことが起こった。郵政民営化に関する自民党内のどうしようもない茶番劇、都議会議員選のくだらなさ、英国同時テロ(大いなる悲劇)…、世界中の軋みが大きくなるなか、徒に時間だけが過ぎていく日本。何とも言えない閉塞感。などなど考えていると、「孤宿の人」のイメージがふと変わってくる。「孤宿」…難しい。「孤」は「ただ一人であること」、「宿」は「やどること」。人は結局一人と云う意味か。いや、違うのだろう。

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「日暮らし」

■宮部みゆきさんの「日暮らし」(講談社)

さァさ、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい、鉄瓶長屋で大活躍(「ぼんくら」)の面々の登場だぃ。木戸銭がたけぇ、そんな野暮なことは言いこなしだよ、江戸っ子だろう。なかにゃ、お上に追われた幻術一座も現れるてぇ寸法だぃ。

江戸は広い、本所深川、千駄ヶ谷、芋洗坂、「俺は暇つぶしは得意だが、つくづく、待つのは不得意だな」なんて言ってる井筒の旦那(井筒平四郎)、弓之助、おでこの三太郎、政五郎などに助けられ、結構なところを行ったり来たり。ついでに川崎なんぞにも遠出する。ぎっくり腰にもなっちまう。

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