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キティちゃんのキャラクター、著作権侵害?

 甲府市の商店街で27日に除幕された「キティちゃん神社 」でハローキティちゃんの石像が撤去されたそうだ(2013年1月30日付毎日新聞)。ハローキティの著作権及び商標権を持つサンリオの使用許諾を受けていなかったことによるものだそうだ。

 著作権等について何も知らないと、結構な損害を被ることになる。撤去せずとも、使用許諾面で何らかの折り合いを付ければとは思うのだが、それはさておき、この場合の著作権について考えてみよう。

 新聞記事では、『キャラクターを扱う「サンリオ」(本社・東京)の使用許諾』という表現になっている。このように書くと、あたかも、キャラクター権というものが存在するように取れないこともない。

 

具体的な表現物(絵本やマンガ)を離れた登場人物等のキャラクター(抽象的な概念)そのものが著作物かどうかについては、議論のあるところである。通説では、キャラクターそのものに著作物性を認めないとしており、最高裁判例も同様である。

マンガやアニメ―ションの登場人物等を商品化する際に「商品化権」と呼ぶこともあるが、これも法律上で認められた権利ではない。あくまでも、個々の表現物の複製権、翻案権の許諾に係わるものを総称して「商品化権」と呼んでいるに過ぎないし、「キャラクター権」も同様である。

今回の「キティちゃん神社」の場合も、キティちゃんの絵や人形の複製権もしくは翻案権侵害ということになる。

 詳しくは、拙著「著作権ビジネス構造分析」を読んで頂きたい。

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